AD問題/不動産屋さんから入居者募集で「2〜3か月分の家賃」を請求されるケース
ウチコミ!タイムズ編集部
2014/12/30
不動産屋さんから入居者募集について「2〜3か月分の家賃」を請求される事について。
現状では、沢山の大家さんが経験している事と思います。大家さん側は、賃貸不動産業界の深い所までは分かりませんし、現在のお客さん等の状況はわかりません。
入居者募集を開始して、数カ月が経過して「入居者が決まらない」状況であればなおのことですが、この請求をしている不動産屋さんは、どの大家さんにも同じように言っているでしょう。という事は、請求された大家さんだけが特別に優遇されるものでもなくなって来ているという事です。
もともと、賃貸住宅の入居者を予測する事は非常に難しいものです。大家さん側は、少しでも可能性が上がるのであればと期待しているのでしょうが、自らの賃貸経営を圧迫する事になりかねません。
また、不動産屋さんにとって良い状況になった途端、お客さんを連れて来たり・・・。
「怪しい事この上ない」
現在の不動産業界も、集客コストの問題や、会社経営の問題など・・・沢山の問題を抱えています。大家さん側も旧来の様に「不動産屋さんにまかっせっきり」では、自分の経営がおぼつかなくなってしまいます。それは感じている方も多いのではないでしょうか。
不動産屋さんの要求にこたえて「多くの金銭」を支払うばかりではなく、大家さん側の工夫も必要になって来ていると思います。インターネット上のいろんなサイトの研究をしてみて下さい。
※賃貸経営というぐらいですから、今のように「借り手市場」の時には工夫が必要となります。「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」ともいいます。不動産業者は一見「大家さんの味方」に見えていますが、不動産業者は不動産業者で自分の経営を見据えている部分があります。
そこを理解して、その相手を知ってください。今後も、人口減少などに伴った問題が予測されます。大家さんも、積極的に「経営」していく必要が求められると思います。
【不動産業界の広告費にまつわる記事関連リンク】
不動産賃貸募集の仲介手数料と広告費(略称AD)とは
賃貸にまつわる広告料の慣習
「おとり広告」「広告費問題」不動産業界変革が起ころうとしています
敷金・礼金とは? 広告宣伝費として不動産会社に流れる仕組み
一つの解決策として、お部屋探しを不動産屋さんに頼まないという方法があります。
借主さんは自分で大家さんを探し、大家さんは借主さんを自分で探す。
その場を提供しているのがウチコミ!です。まだ見たことがない方は下記から見てみてください。
この記事を書いた人
賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。