家賃滞納・支払い遅れについて
ウチコミ!タイムズ編集部
2014/09/14
家賃滞納についてのお話しを続けてきましたが、いかがでしょうか?
脅かすつもりでは無いですし、こんな事件はそうそう当たる事も少ないとは思いますが、知識として今回の内容を理解しておいて頂かないと、同じ様な事が起きた場合、対応や結果に差が出ます。支払い滞納を根絶する事は難しいので、大家さんの対応力をあげる事と、支払い遅れの目を摘む日ごろからのちょっとした努力が結果として、大家さんの利益になり、借主の利益になるのだと思います。
もちろん、入居時の審査などで入居者の収入面や勤め先、連帯保証の内容を軽視せずに、確認すべきところは妥協せずキチンと調べる、裏をキチンと取る。こういった小さなことの積み重ね、とても大切です。
下記に箇条書きで注意を説明しますと・・・
- 家賃の支払日に遅れている状況にキチンと対応する。(支払いが遅れている連絡などを、適時する事)
- 借主さんとの良好な関係を、こちらから崩さないようにする。(大家さんの顔が見えるお付合いが効果的)
- 連帯保証人との対応も注意して、協力をしてもらえる環境を崩さない。
- 支払い遅れの話合いなどは、出来れば専門知識のある(不動産屋さん、弁護士)人などにも入ってもらう。
- 賃貸しているお部屋に入室する際は、第三者(警察や不動産屋さん)に必ず立会ってもらう。
- 保証会社を利用していても、保証の上限等があるので、担当者と綿密に打ち合わせを怠らない。
と言う様な事を念頭に「早期に解決する」方法を相談者を交えて実践すれば、リスクは軽くなるでしょう。
【付録】入居者の審査での注意
大家さんの立場からすれば「固い仕事、安定収入、真面目な方、固い仕事をしている親兄弟の保証人」などを出来るだけ多く求めてしまいがちでしょうが、気を付けていただきたい事があります。入居者が外国人であることを理由に入居を断った為に「損害賠償」を受けた大家さんがいます。
簡単に言えば「人種差別」という事です。この問題は、非常に根深い部分もありブログの様な公の場で簡単にお話しできるものではありませんが昨今、この問題に絡んだ「訴訟」が増えています。今後、機会を見つけてどんな経緯でどの様な顛末になったかを記事にしてお知らせする事は可能と思います。
そんな形でご紹介して行こうと思っております。こんな事もある事を大家さんも注意しなければいけない時代です。
不動産経営に関してはもはや不動産会社さんにおまかせということでは成り立たなくなりつつあります。
大家さんも自分で動いて集客をしてくることが大事です。しかし、これまでのシステムでは自分でできることは限られていました。そんな中出来上がったのが大家さんが自分で物件を紹介できるサイト、ウチコミ!です。
所有されている物件の募集をかけることが可能です。大家さんであれば是非一度見てください。
この記事を書いた人
賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。