不動産の物件選びで基本となる考え方とは?

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物件の選び方と結婚相手の選び方は似ている!?

先日、若い女性社員と話をしていたとき、彼女の現実的で、将来に対するしっかりとした考え方に大変驚かされました。彼女ははっきり「結婚と恋愛は別」と言い切ったからです。

筆者の世代からすると少しドライすぎるんじゃないかと思ってしまうのですが、未来へのその考え方はとても現実的です。「結婚は生活だから、好きな人でも収入などの生活力がなければ絶対に結婚しない。恋人の選び方と結婚相手の選び方は180度変わる」と言っていました。

彼女の結婚相手の選び方がよいか悪いかはここではあまり重要ではないと思いますので、これ以上は書きませんが、彼女の話をヒントに住宅購入を考えてみると、まさに恋愛において付き合いたい人と、結婚したい人は別という考え方は、住宅購入でも同じであるような気がします。

付き合いたい人というのは、まさに見た目と最初の住み心地のことです。結婚したい人とは、最初の住み心地から35年先のローンが終わったその先や、状況変化が起こったときを含めた資産価値のことと言ってよいのかもしれません。

もし、見た目や住み心地だけを考え、将来の資産価値を考えないと、先々のことはわからないだけに、大きな判断ミスが発生するかもしれません。

経験豊富な代理人のコンサルティングが重要となる

そう考えると、だれを頼ったらよいのか、が大きなテーマになります。だれも頼らないというのも一つの考え方ですが、やはり、“結婚事情”に詳しい人のアドバイス・意見・コンサルティングはありがたいものです。

同様に不動産のことを考える際にも経験豊富な代理人のコンサルティングが重要になってきます。

もし、「結婚相談所」にみなさんが行ったとしましょう。そのとき恋愛対象としての相手を探すでしょうか? きっと違いますね。紹介された相手に対して、恋愛相手ではなく、まさしく結婚相手としてふさわしいかどうかを自分自身で考え、また相談するでしょう。

本来、不動産流通の現場でも、「恋愛と結婚は違う」という視点から、結婚相手を探すような気持ちが大切です。そして、そのアドバイスはプロから受けることはもちろんですが、それ以上に、必ず味方になってくれる人から受けるべきです。ここまで読んでいただいている方にはご理解いただけると思いますが、これだけは断言できます。

本連載は、2012年9月10日刊行の書籍『不動産屋は笑顔のウラで何を考えているのか?』からの抜粋です。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

この記事のコラムニスト

大友健右
大友健右(株式会社総研ホールディングス代表取締役社長)
株式会社総研ホールディングス・株式会社アルティメット総研・株式会社プロタイムズ総合研究所 代表取締役社長。1972年生まれ。大手マンション会社で営業手法のノウハウを学んだのち大手不動産建設会社に転職。東京エリアにおける統括部門長として多くの不動産関連会社と取引、不動産流通のオモテとウラを深く知る。
ウチコミ!創設者
大友健右は収益物件の個人間直接売買ができるプラットフォーム「ウチコミ!」の創設者です。