重量鉄骨造

鉄骨造りは2種類に分類される
建物は木造、鉄筋コンクリート造り、鉄骨造りなど、様々な種類に分類されます。W造(木造)、S造(鉄骨造り)、RC造(鉄筋コンクリート造り)、SRC造り(鉄筋鉄骨コンクリート造り)などと表記される場合もあります。
この中で、鉄骨造りは「軽量鉄骨」と「重量鉄骨」の2種類に分かれます。表記する場合は必ずしも区別する決まりはないので、単に「鉄骨造り」と表記されることもありますが、軽量鉄骨は厚みが6㎜未満のもの。6㎜以上であれば重量鉄骨となります。
重量鉄骨は地震に強い?
重量鉄骨はビルや大型マンションなどの建築に用いられます。

〈重量鉄骨の特徴〉
  • 34年の法定耐用年数を誇る
  • 成型に時間がかかるため、大量生産には不向き
  • 柱や梁が太くなるため、骨組みを作るのに軽量鉄骨ほど本数を必要としない。そのため間取りなどが自由になるメリットがある
  • 建築費用が比較的高い
頑丈な鉄骨を使っている分、耐震性にも期待が高まりますが、軽量鉄骨と比較した場合、優劣は一概には言えないようです。重量鉄骨には揺れたときの衝撃を吸収しやすいというメリットがありますが、軽量鉄骨の場合は筋交いを多く用いることによって鉄骨の薄さをカバーすることができます。このため、耐震性に関しては素材だけでなく工法にも注目して判断すると良いでしょう。
遮音性に優れている
特に賃貸住宅の場合は遮音性が気になりますね。壁が薄い賃貸住宅に住んだことがある人ならわかるでしょうが、どんなに間取りが優れた部屋でも遮音性が悪いと台無し。お隣と生活習慣が異なれば眠ろうとしているのにテレビの音が聞こえたり、こちらの音が聞こえないように気を使ったりしなければなりません。遮音性を決める条件はいくつかありますが、やはり壁の厚さが重要です。この点では、重量鉄骨は軽量鉄骨よりも優れていると言えます。なぜなら重量鉄骨は柱が太い分だけ壁も厚くなるからです。室内の面積が若干小さくはなりますが、遮音性を重視するなら重量鉄骨の住居を選ぶと良いでしょう。
税制にも違いが
表記の上では一緒くたにされることもある軽量鉄骨と重量鉄骨ですが、税制面では扱いに違いがあります。鉄骨造りの減価償却年数は、3段階に分かれるからです。
  • 骨格材の肉厚が4mmを超えるもの…34年
  • 骨格材の肉厚が3mmを超え4mm以下のもの…27年
  • 骨格材の肉厚が3mm以下のもの…19年
この分類に当てはめると、重量鉄骨造りは34年の減価償却年数があることになります。銀行が融資する場合は減価償却年数の残り年数を基準に考えるので、重量鉄骨造りの建物は長期返済の融資が組みやすいと言えます。
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