防犯モデルマンション

警察庁と国土交通省が示した基準に基づく制度
賃貸情報を見ていると、防犯能力の高さを謳ったマンションを見掛けることがあります。なかでも「防犯モデルマンション」と記載されている物件は、犯罪に遭いにくい構造・設備の基準を満たしていると認められたマンションです。
防犯モデルマンションは、2001年(平成13年)に警察庁と国土交通省が示した「防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針」に基づいています。審査基準は各都道府県ごとに定められており、設計指針や認定基準に適合したマンションを防犯協会連合会や一級建築士などが認定しています。
静岡県の場合
例えば静岡県には「防犯モデルマンション認定制度」があります。これは「防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針」に基づき、公益社団法人静岡県防犯協会連合会が認定するものです。防犯モデルマンションを認定することで、犯罪に遭いにくい共同住宅の普及促進を図り、静岡県が進めている安全・安心まちづくり活動の推進を図ることが目的とされています(ただし、犯罪に遭わないことを保証する制度ではありません)。
防犯モデルマンションの適否は、監視性の確保、接近の制御、領域性の強化、被害対象の強化・回避などが実施されているかどうか、審査基準に照らして判断されます。審査は書面審査と現場審査が行われます。
現場審査に適合して手続が完了すれば、認定証及び認定プレートが交付され、防犯モデルマンションとして登録されます。
認定の有効期間は5年間なので、認定更新が必要です。県防連は認定基準が維持されているかどうか調査することができ、認定の取り消しもできるとされています。また、登録期間中は防犯設備の維持管理、居住者による自主的な防犯活動の努力義務が規定されています。
北海道の場合
北海道では「防犯モデルマンション認証制度」があります。公益財団法人北海道防犯協会連合会が認証することになっており、ホームページには「法律に基づくものではありません。建築主さん等のご理解とご協力のもとに行っている任意の制度であります」と記載されています。審査ではやはり書面審査と現地審査が行われ、認証されると認証証・認証プレートが交付されます。
静岡県、北海道ともに審査項目・審査基準はホームページで公表されています。「共用玄関は道路及び敷地内通路からの見通しが確保された位置に配置している」(静岡県)、「住戸の玄関扉等は、その材質をスチール製等の破壊が困難なものであり、デッドボルト(かんぬき)が外部から見えない構造のものであること」(北海道)など、細かい基準が設定されています。
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