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ワイドバルコニー

幅広のバルコニー
マンションを選ぶ時は部屋の大きさや間取りにばかり注目しがちですが、屋外空間の活用も考えると生活に幅ができます。マンションの屋外空間の代表と言えばバルコニー。今回はワイドバルコニーについてご紹介します。従来のバルコニーは比較的幅が狭いもの(1.5mほど)が多いのですが、2m前後、あるいはそれ以上の奥行きを確保したバルコニーがワイドバルコニーと呼ばれます。最近では戸建て住宅だけでなく、新築マンションでも珍しくない間取りとなっています。
ワイドバルコニーのメリット
バルコニーを洗濯物干し場として利用する人は多いですが、一般的なバルコニーでは洗濯物でいっぱいになり、屋外スペースとして活用することができなくなる場合があります。狭いバルコニーでは洗濯物すら干しづらいということもあるでしょう。ワイドバルコニーであれば洗濯物は余裕を持って干せますし、同時に家族全員の布団を一度に干すこともできるでしょう。
ワイドバルコニーには奥行きがあるので、テーブルや椅子を置くことも可能です。景色が楽しめる立地であれば、セカンドリビングとして楽しめるでしょう。また、バルコニーと開口部のつながりを工夫すれば、ワイドバルコニーが室内の延長となって、大変開放感のある空間を演出することができます。
ワイドバルコニーはガーデニングにも力を発揮します。通常のバルコニーであれば植木鉢を並べるとテーブルや椅子をあきらめなくてはいけなくなったり、洗濯物のことを考えてガーデニングのスペースを抑えたりしなくてはなりません。ワイドバルコニーであれば、複数の使い方を存分に楽しむことができるでしょう。子供さんがいれば、快適な遊び場にすることも可能です。
サービスバルコニー
ワイドバルコニーと少し似ているのがサービスバルコニーです。サービスバルコニーはワイドバルコニーとは逆に奥行き1m以下のものが多く、キッチンの横などに設けて荷物置き場などに使われるのですが、中には複数の部屋にまたがってサービスバルコニーが設けられている物件もあります。幅はありませんが、やはり広く使えるバルコニーということになります。メインとなるバルコニーともつながっていれば角の部屋は2面バルコニーとなります。この間取りでは部屋のほとんどにバルコニーがあるので、開放感はかなりのものになるでしょう。ただしこのタイプのマンションはリビングと居室のドアがつながっていることが多いため、遮音性やプライバシーに問題が生じる場合があります。