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ミングル

共有部分とプライベートが同居する居住形態
ミングルとは一つの住戸に半ば共同で居住する居住形態のこと。シェアハウスの一形態に分類されます。ちなみにmingleは英語だと「混ぜる」「交際する」「代わる代わる話をする」などを意味し、居住とは関係なし。ミングルは和製英語で、「シングルルーム」に対する造語だと言われています。
ミングルの特徴はそれぞれの居室は独立していて鍵がかけられること。その代わり台所や浴室、トイレなどは共同で使います。同居するのは友人同士などが多く、一説には女性2人によるミングルが多いとか。
ミングルのような居住形態はイギリス等ではフラットシェア、アメリカ等ではハウスシェアなどと呼ばれます。また、アメリカの大学寮などには複数の寝室に寝泊まりしてシャワー・洗面台・トイレを共有するスイートと呼ばれる形式もあります。ここでは日本におけるシェアハウスについてまとめてみます。
ルームシェア
一つの部屋を複数の人間で共有する居住形態。代表者が物件を借りて又貸しする場合とルームメイトそれぞれが管理会社と契約する場合があります。部屋に管理人がいるわけではないので、管理・運営は居住者自身が行います。家賃などの管理についてはシビアさが要求されます。一つの部屋を共有するので、厳密に言えばシェアハウスとは異なります。
シェアハウス
一つの住宅で共同生活する住居スタイルの総称。ただし、一つの建物に風呂・トイレ・台所などを共有する住戸が複数入っている場合もシェアハウスと呼ぶことがあります。
シェアハウスには、同じ部屋に2段ベッドがあるタイプ(ドミトリー)もあれば、居住空間が個室に分かれているタイプもあります。コンセプトも様々で、積極的に居住者と交流することを目的としたソーシャル型、コストパフォーマンスを重視したコスパ型、共用部を減らした個人生活重視型などがあります。
なお、TV番組で有名になった「テラスハウス」とは長屋のように一つの建物を壁で区切った物件のこと。シェアハウスとは別物です。
ソーシャルアパートメント
住居はワンルームマンション、しかし豪華な共用ラウンジがあり、入居者同士が交流できるシェア型の居住形態。鉄骨・鉄筋コンクリート造が一般的でプライバシーが確保しやすく、水回りなどはすべて部屋ごとに付いているので、シェアハウスと一人暮らしのいいとこ取りをした暮らし方と呼ばれることもあります。シェアハウスは節約のために複数の人間で住居をシェアするものですが、ソーシャルアパートメントは交流の場をプラスする発想から作られています。
シェアアパートメント
ソーシャルアパートメントと似ていますが特に豪華なところはなく、必ずしも鉄骨・鉄筋コンクリート造ではない物件。トイレや浴室などが共用の場合もありますが、それぞれ複数備えていたり、入居者がゆったりできる共有スペースを確保するなど、それぞれ工夫されています。