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FC

家族みんなのクローゼットを1つに
FCとは「ファミリークローゼット」の頭文字を取ったもの。家族みんなの衣類を収納するタンス類や空間のことです(ちなみにファミリークローゼットは和製英語)。クローゼットはそれぞれの部屋に1つずつあって各自の衣類を収納するイメージですが、ファミリークローゼットは1ヶ所に家族全員の衣類をまとめて収納するのが特徴です。当然ある程度の広さがあるので、部屋着・下着・パジャマ・外出着・制服・スーツなど以外にも、バッグや小物、リネン類等も置いておけます。
収納が1ヶ所にまとまっていると、片付けが楽になるだけでなく、掃除も一気に終わらせることができます。広いファミリークローゼットであれば、その場で着替えたり家事などをすることも可能です。
ウォークスルーで利便性が高まる
ファミリークローゼットにはウォークインタイプとウォークスルータイプがあります。このため「ウォークインクローゼット」「ウォークスルークローゼット」と呼ばれる場合もあるかもしれません。
ウォークインクローゼットとは、人が中に入れて物を出し入れするスペースがある収納のこと。出入口は1つなので、動線は入るときと同じ部屋に戻ります。
ウォークスルークローゼットはやはり人が中に入ることができ、出入り口が2つあるクローゼット。ウォークスルークローゼットの利点は行き止まりの動線がなくなること、スペースが無駄にならないことで、敷地が狭い家でも利便性を高めることができます。ファミリークローゼットもウォークスルーにすることで同様の効果が得られます。また、ウォークインタイプは利便性でウォークスルーに劣りますが、出入口が少ない分収納力に優れています。
利便性をさらに高める配置
ファミリークローゼットは設置する場所によってさらに利便性が高まります。
まずおすすめなのが、洗面脱衣室の近くに配置すること。特にファミリークローゼットをウォークスルーにして、反対側の出入口が洗濯物干し場につながるようにすれば、洗濯して干し、取り込んでしまうという流れが1ヶ所で済むようになります。パジャマなどを収納しておけば、他の部屋から着替えを持って来なくてもすぐに着替えることができます。
外出時の身支度や片付けを効率的に済ませたいのであれば、シューズクローク(玄関横に設置する大きな収納スペース)とファミリークローゼットの動線を揃えるのもおすすめです。外出するときはファミリークローゼットで服装を整え、そのままシューズクロークで靴を履いて外へ。帰ってきたらシューズクロークで靴を脱ぎ、すぐにファミリークローゼットで部屋着に着替えて中に入ることができます。