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24時間緊急通報システム

24時間365日住人の安全を守るためのシステム
24時間緊急通報システムは24時間セキュリティシステムとも呼ばれます。ポイントは「24時間365日」セキュリティを守ること。もともと各種センサーや防犯カメラを設置するセキュリティシステムは普及していましたが、特にセキュリティを重視するマンションや賃貸物件などでは住人の生活を常時見守るニーズがあり、生まれたのです。多くは管理会社と警備会社の業務提携となっています。
日常生活にトラブルがあった場合、警備会社はガードマンに出動指示を出して、該当物件の安全・安心を迅速に確保します。また、必要に応じてオーナーや入居者に連絡して安全確認をしたり、場合によっては警察や救急車に通報します。
24時間緊急通報システムの代表的な仕組みは以下の通りです(物件や契約会社によって異なります)。
  • 防犯カメラ、防犯センサー、火災センセー等を設置し、防犯、火災、ガス漏れに関して24時間の監視・対応が可能な体制を取る
  • 入居者が急病や押し売りなどを通報するための非常ボタンを設置
  • 入居者だけが各階の階段や廊下、エントランスなどをモニターできる装置を設置
  • 入居者がセキュリティシステムを簡単に操作できるコントローラーを設置
また、外部に対して警備会社のステッカーを目立つ場所に貼ることで防犯効果を高めます。侵入しようする者にしてみれば、犯罪は人知れず行いたいもの。警備会社のステッカーが貼ってあれば、犯罪者は「この物件はセキュリティがしっかりしている」と警戒するでしょう。
なお、女性の一人暮らしの安全対策のため、24時間緊急通報システムだけでなく強力な鍵や防犯ガラス、留守番タイマー付き照明などを備えていたり、夜道でも安全に帰宅できるかどうかといった立地条件に配慮した物件もあります。
高齢者見守りサービス
近年では高齢者に対するニーズも高まっています。特に1人暮らしの高齢者は急病の場合に自宅の中で身動きが取れなくなる場合もあり、様々な事態に対する備えが必要です。昨今では、住居内にセンサーを設置し、一定時間動きがない場合は異常信号を警備会社に送ったり、急病やケガの際にペンダントを握ると緊急信号を送信するシステムが実用化されています。また、24時間、いつでも看護師が電話で健康に関する相談を受け付けたり、人間ドックの予約を代行したり、全国の医療機関の情報を素早く伝えるなど、多彩なサービスが開発されています。