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Web内覧会

完成物件を購入者側が確認する会
内覧会とは、新築一戸建てやマンションの契約者を呼んで引き渡し前に行う物件の状態確認のための会、または、完成物件を一定期間だけ購入検討者を対象に見学のために開放する集客イベントのことを言います。購入者側にしてみれば、「契約書通りに作られているか」「汚れや傷はないか、仕上げや設備機器は大丈夫か」を自分の目でチェックできる重要な会です。万が一不具合を発見すれば、不動産会社と確認して交換・手直しを要求することができます。そして再度確認するか、そもそも問題がないことがわかれば確認済みの署名・捺印を行うことになります。
Web内覧会は居住者がネットで公開する
最近ではインターネットを使って自室内の様子などを公開することも行われており、Web内覧会と呼ばれています。公開の対象となる情報は内装、間取り図、設備、部屋の様子など。通常は居住者のコメントが付いているので、例えば注文住宅の様子などを知り、自分の家の参考にすることができます。また、Webで自宅の様子を公開することにより、まったく知らない人(先に家を建てた経験者など)からアドバイスをもらい、それに基づいて家を改修してWebで再度公開する人もいます。
様々な情報が飛び交うWeb内覧会
Web内覧会を行う人の中には「マイホームブロガー」を名乗る人がいたり、「失敗したことがあるので皆さんの参考にしてほしい」という人がいたり、様々です。特に後者のような人たちは、失敗や後悔したことなどを赤裸々に語っている点が目を引きます。

・子供を抱えて車から降りようとしたら駐車場が思っていたより狭かったことに気付いた
・完成するまでトイレに手洗いがないことに気付かなかった
・脱衣所に掃除道具や靴を洗える洗い場を付ければよかった
・窓の数が少なく、開け閉めしたいと思う窓がはめ殺しだった
・生活しやすい動線を設定したら、昼間廊下が暗くなった
・2階にトイレを作っておかなかった
・洗面所が大きすぎた

等々、反省点は後から後から湧いてくるようです。これらの中には改修することが難しいものもありますが、ちょっとした工夫で問題をクリアした人もいます。例えば昼間廊下が暗くなった家の人は、天井にスカイライトチューブ(屋根に設置したドームから太陽光を導く)をうまく配置できたらしく、暗さを解消していました。
自慢話や失敗談だけでなく、うまくいった改修例も紹介されていることがあるので、これから新築しようと考えている人には参考になることも多そうです。