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押入れ

奥行きのある作り付け収納
和式建築では、押入れは身近な存在です。和室のある家に住んでいた人は、ふすまで仕切った押入れを思い浮かべるかもしれないし、あるいは戸で仕切った空間を思い出すかもしれません。今住んでいる所に押入れがある人は、当然それを押入れとして思い浮かべるでしょう。
しかし、様式建築にも収納はあります。この項では押入れなど収納についてまとめてみたいと思います。

・押入れ
まず押入れの特徴としては奥行きがあること、作り付けであることが挙げられます。仕切りがないので大きな寝具なども収納できますが、最近では引き出し式の衣装ケースや収納ボックスなどを併用して、小さな物を大量に収納している人も多いのではないでしょうか。

・クローゼット
クローゼットは衣類や生活雑貨を入れる空間のことで、押入れや物置部屋もほぼ同義です。ウォークインクローゼットは歩いて入れる大型のクローゼットのこと、シューズインクローゼットは靴を履いたまま入れる玄関脇のスペースのことです。

・階段下収納
階段の下はデッドスペースになっていることが多いので、そこを利用した収納スペースです。掃除用品などを収納するのに適しています。

・食器棚
キッチンに作り付けになっている棚。独立した製品を買い足すこともできます。

・パントリー、食品庫
キッチンの近くに収納庫を作れば、食品・飲料・調理器具などを収納することができます。最近では調味料やレトルト食品などをまとめ買いする家庭が増えたため、ニーズが高まっていると言います。

・ニッチ、壁厚収納
壁の厚みにへこみを作って空間を設けること。動線を妨げることなく小物などを収納することができます。アートやお花などを飾ればすっきりとしたおしゃれな空間を演出できます。

・納戸(なんど)
普段使わない物を収納する部屋のことを納戸と言います。ウォークインクローゼットのように人が中に歩いて入れますが、建築基準法では「居室」と認められていません(採光に関する定めをクリアできないため)。実際にはクローゼットと異なり用途が限定されていないので、収納スペースとしてだけでなく、書斎や子供の遊び場など、多様な使い方ができます。

・サニタリー収納
入浴後に使用するタオルやパジャマなどを収納する場所。

・リビングストレージ
リビングルームに設ける収納。

・ガレージ収納
ガレージに設ける収納。DIYにも活用できます。

・小屋裏収納
屋根と天井の間の空間を利用する収納。