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オープンシェルフ

側面や背面に板のない棚
突然ですが、棚と言われてどのようなものを思い浮かべますか。棚とは「物を載せておくために板を横に渡したもの」です。「棚」と言われて思い浮かぶものが意外に多かった人もいるのではないでしょうか。言葉の意味を改めて見直すとシンプルで、いろいろなバリエーションがあるのもうなづけますね。
英語で棚はシェルフ(shelf)と言います。以前はあまり浸透していない呼び名だったのですが、最近では「シェルフ」を名前に使った製品も増えています。
先にも述べましたが、棚=シェルフのバリエーションは多彩です。なかには側面や背面に板がない棚もあります。このように収納スペースが空間に解放されたようなシェルフのことを「オープンシェルフ」と呼んでいます。
側面や背面に板がないと物が簡単に落ちてしまいそうな気もしますが、デザインによっては不安定さを感じさせなかったり、収納物と組み合わせることで「見せるインテリア」として機能するものもあります。
シェルフの種類
シェルフの種類としては、オープンシェルフ以外に大きく分けて3つの種類があります。

・ブックシェルフ
いわゆる本棚。本を収納することを想定して設計されたシェルフです。本は集まるとそれなりの重さになるので、ある程度の強度が備わっています。

・ウォールシェルフ
通常、シェルフは床に置く家具ですが、ウォールシェルフは壁に取り付けるように設計されています。賃貸住宅では取り付けられないこともありますが、壁が収納として使えるようになるだけでなく、アクセントとして利用することでワンランク上の部屋づくりに活かすこともできます。

・ブロックシェルフ
本体がバラバラのブロックに分かれているシェルフ。積み木のように自由に組み合わせて設置することができます。変化に富んだ配置ができるので、お店などでディスプレイに使われているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
シェルフとラックの違い
物を置ける家具にはシェルフ以外にラックと呼ばれるものがあります。ラック(rack)には「棚」の意味があり、その点ではシェルフと共通するのですが、同時に「台、~掛け、~立て」も意味する言葉です。つまり、ラックは載せるだけでなく物を引っ掛けたり、立て掛けたり、用途が多彩だと言えます。シェルフとラックを見比べてみると同じような製品も多いのですが、ラックの場合はキャスター付きで移動できるものも多いようです。