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オープンハウス

販売物件の内部を公開する
オープンハウスとは、販売しようとしている物件の内部を買い希望客に公開すること。担当営業員を常駐させ、一定期間お客さんに見てもらう販売促進活動です。現地販売会と呼ばれることもあります。
もともとは、企業のオフィス・生産施設を顧客や投資家、取引先に見学してもらう企業広報活動をオープンハウスと呼んでいました。こちらは企業に対する理解度を深めてもらうのが目的です。
実際に購入して住める物件
お客さん側に視点を変えると、オープンハウスは「実際に購入して住める仕様になっている物件」ということになります。また、住宅展示場に建っているサンプル物件はモデルハウスと呼ばれます。モデルハウスも展示場に来たお客さんが気軽に見学できる物件ですが、販売されるときは「元モデルハウスの中古物件」という扱いになります。オープンハウスが売りに出されるときは「そのまま買うことができる建売住宅」として販売されます。どちらも実物を直に見て周辺環境も確認することができますが、モデルハウスの場合は中古扱いになるのです。
オープンハウスのような現地販売は遠くに住んでいる人だけでなく、近隣の人や通りがかりの人にもアピールすることができます。お客さんとしても、不動産会社に事前連絡をしなくても気軽に立ち寄ることができる便利なシステムだと言えるでしょう。
一方、不動産会社にとってオープンハウスは新規顧客獲得・収集の場でもあります。不動産販売は成功報酬型のビジネス。不動産会社は自社をアピールするために普段から広告チラシを配ったり、サイトに物件を掲載したりしていますが、オープンハウスでは成約を得るために工夫を凝らしてお客さんを集めるのです。
オープンハウスの注意点
オープンハウスは売主が特定の不動産会社のみに販売許可を与えていたり、売主が自社で現地販売を行っている場合以外は、どこの不動産会社でも仲介することができます。A社のサイトでオープンハウスを知ったから必ずA社を通じて買わなくてはならないとか、オープンハウスを主催していた不動産会社で買わなくてはならないということはありません。 買う側にとっては、家は人生最大の買い物です。物件を気に入っても現地営業マンの勧誘があまりにしつこかったり、知識が怪しかったり、サービスが悪いと感じたら、他のルートを探してみたほうが良いかも知れません。安心できる不動産会社を通じて購入すれば、アフターサービスなどの信頼性もより高めることができるでしょう。