ウチコミ!

エコハウス

「自然環境保全」を追求した家
「エコ」という言葉はすっかり定着した感がありますが、いざ意味を問われると「環境に配慮することでしょう」とか「自然にやさしい」とか「CO2削減」など、人によって様々なものを思い浮かべると思います。
「エコ」とは「エコロジー(ecology)」から生まれた言葉です。エコロジーとは「生態学」のことで、生物と環境の相互作用を研究する学問なのですが、そこから「自然環境保護運動」「自然環境保全」という意味も生まれました。人間も生態系の一部ですので、人間の生活と自然とをいかに調和・共存させるべきか、と考えるようになったわけです。
現在では水、空気、ごみ、化学物質、エネルギーなど、様々な分野で「エコ」が追求されています。「エコハウス」もそんなエコ追求の形の1つです。
地球温暖化対策を考慮した住宅とライフスタイル
エコハウスが主に求めているのは地球温暖化対策です。CO2排出量削減のため、環境省ではエコハウスモデル事業を行っています。

〈エコハウスのテーマ〉
①環境基本性能の確保
②自然・再生可能エネルギーの活用
③エコライフスタイルと住まい方

いくらエコな家を建てたとしても、快適に暮らせなければ意味がありません。①では断熱、気密、日射遮断、日射導入、蓄熱、通風、換気、自然素材の8つがポイントとされています。また、例えば蓄熱に優れた家なら熱エネルギーを暖房や給湯に利用できるなど、家の性能が省エネルギーと結びついていることも重要です。
②の自然エネルギーは太陽光、太陽熱、地熱、風、植物など。再生可能エネルギーは繰り返し使え、枯渇しない方法で発電されるエネルギーのことです。
自然エネルギーについては、例えば太陽光を天窓などから効率良く取り入れる構造の家にすれば、照明器具を使う時間を減らして省エネにつなげることができます。
再生可能エネルギーは太陽光発電が代表的ですが、他にも風力発電や水力発電、バイオマス発電(生物資源を使った発電方法)などが挙げられます。
①②を取り入れた生活をすれば、化石燃料(石油、石炭、天然ガスなど)に頼らず暮らすことも可能になります。
③はライフスタイルと住まい方の工夫です。日本では人口が減少していますが、核家族化によって世帯数は増えています。すると家庭の全体的なエネルギー消費量はむしろ増えるので、集まって住んだり(例えば光・熱エネルギーが節約できる)、農地付きの住宅に住むといったエコライフに注目が集まっています。また、環境負荷の少ない日用品を使ったり、庭木で太陽光を防いで冷房を節約するなどの意識的行動が求められています。
なお、エコハウスの基準は多様であり、例えば「環境共生住宅認定基準」(一般財団法人建築環境・省エネルギー機構が認定)ではバリアフリー化やシックハウス対策も要求されています。