オーニング

日差しや雨を遮る「可動式テント」: オーニングとは、窓やポーチなどに設置する可動式の日よけのことです。英語では「awning」と書きます。日差しや雨を遮り、快適な空間を確保するために使われます。また、プライバシー保護やオープンスペース活用の目的で使われることもあります。
オーニングの発祥はイタリアだとか。ヨーロッパでは広く普及しており、住宅や店舗のテラスなどに設置されています。日本でも建物の窓やバルコニーなどに設置され、日差しや雨を遮断する役割を果たしています。また、キャンピングカーに搭載されていることもあります。
オーニングの多くはテント生地（キャンバス生地）でできています。テント生地はそのほとんどが防水加工や撥水加工を施されており、材質によって紫外線に強かったり耐久性が高いなどの特徴があります。
テントは天幕と呼ばれることもあり、定義は「木や金属の骨組みと布地などで作った住宅」「簡易な家屋」など様々ですが、「骨組みと布地で作った住居空間」と定義すると、オーニングは「可動式テント」と呼ぶこともできます。使わないときは収納できる住居空間というわけです。
可動方式としては手動、電動、手動電動兼用のものがあります。電動式にはリモコン操作が可能なものもあり、近年は人気が高まっていると言います。
オーニングの種類: オーニングには様々な種類があります。ここでは取り付け方の種類で分類します。

・壁付けタイプ
住宅などの壁に固定する、最も一般的なスタイル。ウッドデッキの上、掃き出し窓などに取り付けます。

・スクリーンタイプ
プライバシー保護の効果があるオーニング。壁付けタイプにスクリーンが付いたものとスクリーンが独立したものがあります。独立タイプはすだれに近いでしょうか。壁付けタイプと一体になったものであれば日よけ効果と目隠し効果を同時に得られます。

・ウインドウタイプ
小窓に取り付けるオーニング。角度を自由に変えられるものもあります。

・独立タイプ
壁などではなく独立したフレームに固定するタイプのオーニング。壁から離れた場所に設置することができます。
設置するときの注意: オーニングを設置するときは取り付けたい窓などのサイズと同じか一回り大きなサイズを選びます。影ができる場所は季節や時間帯によって異なるので、できれば事前に確認しておくと使用するときに満足のいく効果が得られるでしょう。