ウチコミ!

ルームシェア

賃貸住宅を他人同士がシェアする
ルームシェアとは、一つの賃貸住宅(部屋)を他人同士がシェアして居住することです。2DKや単身者用の物件など、様々な賃貸住宅が対象になります。「シェアハウス」という言葉もありますが、こちらは建物(家)をシェアするということであり、初めから複数人でシェアできるように作られていることが多いようです。最近ではルームシェアに特化した情報サイトもあり、物件情報を覗いてみると様々な物件が貸し出されていることがわかります。
中には「ルームシェアは不可だが2人入居は可能」という物件もあります。こういった物件は、一般的には「夫婦や親族での入居は認めるが友人や他人は認めない」という条件になっています。また、ルームシェア可の物件ではカップルの入居は認めず、2人入居可の物件ではカップルの入居を認める場合もあるようです。細かな規定については事前に確認しておく必要があります。
家賃負担が軽くなりワンランク上の住居が狙えるが…
ルームシェアのメリットは何と言っても家賃負担が軽くなることです。水道光熱費も折半で支払いますし、共同で使う家電を割り勘で購入することもできます。家賃が安くなることで、一人暮らしでは難しいワンランク上の物件に住むことも可能になります。ただし、ルームシェアには注意点もあります。

・ルールを明確にしておく
家賃や水道光熱費などの支払割合など、ルールを明確にしておく必要があります。また、退去する際のルール(何ヵ月前に通知するか等)も必要です。

・急にルームシェア解消になったときに備える
やむを得ない事情で急にルームシェアが解消になっても家賃などを支払えるようにしておいたほうが良いでしょう。

・貴重品管理
同居人は基本的に他人ですので、貴重品管理を徹底する必要があります。

・分煙ルールの設定、プライバシーの尊重
分煙ルールを決めておき、それぞれのプライバシーを守りましょう。喫煙OKの場合は退去の際に壁紙の交換が必要になる可能性が高くなります。

・緊急連絡先
急病の場合などを想定して同居人の緊急連絡先を把握しておく必要があります。

・友人や家族の宿泊
友人や家族の宿泊についても可否を決め、OKにする場合でも事前に通知するように決めておくとトラブルを避けることができます。
「サブレット貸し」のルームシェア物件も
ルームシェアの情報を検索していると「サブレット貸し」という用語を見かけることがあります。サブレットとは「旅行や留学などで一定期間空いてしまう部屋を期間限定で他の人に貸す」という賃貸形式のことです。家具等も置いたままになるので、旅行者などには都合の良い賃貸形式だと言えます。数は多くないようですが、ルームシェアで貸し出される物件の中にはサブレット貸しで募集をかけているものもあります。