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アウトレットモール

ショッピングモールとショッピングセンターの違いとは
昔は買い物と言えば商店街の魚屋、八百屋、肉屋などを回ったり、スーパーやデパートで様々な物をまとめ買いしていたものが、最近ではショッピングセンターやショッピングモールに行って飲食や映画館などまで楽しみ、時には美容院などの用事も済ませてしまう、というように生活スタイルが変わってきた人も多いのではないかと思います。しかし、ショッピングモールとショッピングセンターの違いを聞かれると、考え込んでしまう人も多いのではないでしょうか。
実はショッピングモールとショッピングセンターに明確な違いはありません。一般社団法人日本ショッピングセンター協会の定義によれば、ショッピングセンターとは「一つの単位として計画、開発、所有、管理運営される商業・サービ ス施設の集合体で、駐車場を備えるもの」のこと。つまりざっくり言うと駐車場のある複合的商業施設のことをショッピングセンターと呼んでいるのですが、これだとショッピングモールはショッピングセンターに含まれることになります。ただし、「モール」は英語で「通路」や「遊歩道」を意味します。つまり長い通路を挟んで店舗が並んでいるようなショッピングセンターがモールに該当する、ということです。
メーカー等が直営するディスカウント店が集まった施設
過剰生産品、サンプル品、型落ち品、B級商品などのディスカウント品を扱う小売店舗(アウトレットストア)が多数集まったショッピングセンターは「アウトレットモール」と呼ばれます。単なる安売り店ではなく、メーカー等がブランドや店舗のイメージを損なわずに在庫品を処分するための施設です。大抵は市街地から離れた所に作られ、飲食や娯楽サービスまで提供する施設になっています。元々はアメリカで誕生した商業施設で、広大なアメリカでは敷地が100万㎡を超える超巨大アウトレットモールも存在します。
日本では1993年から2000年にかけて大型アウトレットモールの建設が相次ぎました。日本のアウトレットモールは観光地型と大都市近郊立地型の2種類に大別されます。例えば軽井沢プリンスショッピングプラザは観光地型、ガーデンウォーク幕張は大都市近郊立地型です。観光地型は観光地に人が集まることを前提としており、大都市近郊立地型は地域のリピーターを獲得することに重点を置いた業態となっています。