アクアリウム

水生生物を飼育する水槽: アクアリウム（aquarium）とは水生動物を飼育する水槽のことです。子供の頃、水槽でメダカなどを飼っていたという人もいると思いますが、水槽で水生動物を飼っていればそれもアクアリウム。ただし、一般的にはアクアリウムと言うと熱帯魚のイメージが強く、敷居が高い印象があるようです。
実はメダカを飼育する「メダカアクアリウム」は初心者でも手軽に楽しめるものとして知られています。メダカは丈夫な魚で、メダカアクアリムには①水温調節が必要ない、②エアレーション（水槽内に酸素を供給すること）が必要ない、③濾過（水を育成に適した状態に保つ）の必要がない、④水換え頻度が少なくて済む等の利点があるのです。一般的なアクアリウムには水温の維持、エアレーション、汚染物の処理などの必要があることから、メダカアクアリウムは始めるハードルが低いと言えるでしょう（もちろん、これらの備えはあるに越したことはないので、市販されているメダカ飼育セットには濾過フィルターなどが付属しているものもあります）。。
インテリアとしてのアクアリウム: アクアリウムには水生動物を飼育する以外にもインテリアとして楽しめる側面があります。ゆらめく水の美しさやゆったり揺れる水草といった癒し要素があるアクアリウムは、適切な位置に置くだけで自分だけのリラックス空間を作り出すことも可能です。洗練されたデザインの大型水槽が部屋の中にあれば、それだけで他にない空間を演出することもできるでしょう。また、事務所などの待合室に導入する事例も多いようです。
アクアリウムを始める方法は主に2つあります。1つは自作すること。自分で水槽などの機材を選び、石などを配置し、水質調整の仕組みを立ち上げて、魚などを棲まわせる。自作には市販品では味わえない達成感があります。ただし、作業量の多さ、メンテナンスの手間を考えると、大型の水槽を扱うのは大変かもしれません。アクアリウムを持つことは生き物を飼うことでもありますので、特に初心者の場合はメーカーから販売されている水槽セットを購入し、飼育に慣れてから次のステップに挑戦したほうが良いかもしれません。
もう1つの方法は、専門家に手配してもらうやり方です。費用はかかりますが、部屋に合わせたデザイン性の高い水槽を手に入れることができます。また、メンテナンスまで請け負う専門業者もあるので、手間を一切掛けずにアクアリウムを導入することも可能です。
なお、デザインに優れたアクアリウム、シンプルで堅実なアクアリウムなど、手がける会社によって得意ジャンルは異なります。興味のある方は各社のサイトなどで比較してみると良いでしょう。