建物へと至る道

アプローチという言葉には主に2つの意味があります。まず、対象や目標に近づくこと、すなち「接近」。もう一つは、ある場所に至る道(小道)、導入路のことです。ちなみにテニスにおいてはネットプレーにつなげるために打つショット、ゴルフではボールをカップに寄せることを共に「アプローチショット」と呼ぶことがあります。

建築においては、道路や広場から入って門、引いては玄関に至るまでの通路のことをアプローチと呼びます。また、その周辺空間を含むこともあります。マンションなどであれば、敷地入口からエントランスまでの部分がアプローチと呼ばれます。

ちなみに玄関前のスペースに屋根がかかっている場合は「ポート」と呼ぶこともあるそうで、ポートは車寄せ(ポーチ)も含む概念なんだとか(サイト「住宅建築専門用語辞典」より)。そう言えば恒久的な屋根や壁がある車庫はガレージと呼ばれますが、柱と屋根だけの簡易な車庫を「カーポート」と呼ぶこともありますね。ポート(port)は「港」を意味する言葉ですが、「カーポート」という単語は1930年代にライトという人が生み出したそうです(サイト「京都発!エクステリアとお庭づくりの専門店GARDEN ELLEGANCEのブログ」カーポートの由来より)。広い敷地を備えた建物であれば、アプローチとポートの両方を備えていることもあります。

アプローチのデザインで防犯効果も

アプローチは建物の第一印象に大きく影響を与えると言われています。このためホテルやマンションなどは様々な工夫を凝らしたアプローチをしつらえて様々な雰囲気を演出していることがあります。

一般の住宅では玄関アプローチや庭アプローチが設けられていることがあります。素材の種類は様々で、道には敷石、枕木、レンガ、コンクリート、タイル、インターロッキング、人工芝、砂利などが使用されます。また、花壇や植栽などで無機質な印象を緩和したり、窓際に配置して日よけ・目隠しにすることもあります。
アプローチを設ける際は、玄関ドアと門扉を直線でつながない方が良いでしょう。ドアを開けたとき、門の外から家の中が見えてしまう可能性があるからです。また、アプローチの道はカーブなどによって奥行きが出るようにすると防犯上も効果があります。

夜遅く出入りすることを考えてセンサー付きの照明などを設置するのも良いでしょう。足元を照らすだけでなく、泥棒や不審者が好む暗がりをなくすことができます。
同時に、アプローチに凝り過ぎて死角ができてしまうと防犯上のマイナス要素となります。できれば防犯に詳しい業者などにアドバイスしてもらうと良いでしょう。
(参考:サイト「リショップナビ」玄関アプローチのデザイン・作り方)

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