ウチコミサイトの上手な利用法について(4/6ページ)
ウチコミ!タイムズ編集部
2017/02/14
入居者さん側では・・・。とにかく初期費用の安さに驚いたこと。お部屋についても壁紙などの張り替えも、クリーニングもされて綺麗な事。そこが決定的だと言っていました。
大家さん側では・・・。半年近く空き家が続いている事で、振り切った考えかたを実践した。物件を管理している管理会社からは「そこまでする事はないのでは?」と言われていたそうですが、空き家状態=収入0円が続くわけですから・・・。
家賃:3万円として6か月空き家だと==−18万円。
保証会社の費用や鍵交換、フリーレントを負担しても、6万円程の1/3の投資です。
ただ、早期の退去に対応する為、早期解約違約金を特約で設定しました。結果として、思った効果が得られてとても満足しているとの事です。
■早期解約違約金とは?
フリーレントを採用する入居者募集や、敷金0円・礼金0円などで入居者募集をする物件で、6か月未満若しくは、1年未満の解約を防ぐ目的で、設定した短期期日での退去の場合、1〜2ヶ月の違約金を入居者に課する特約です。
簡単に言えば、フリーレント等の入居者に有利なサービスの持ち逃げを防止する特約です。一般的に1年未満の解約に適用されるのが主流です。
※初期費用定額・初期費用大家さん負担の考察
このサービスは、ある意味究極です。もちろん、現状での賃貸業界に存在するシステムではありません。入居者さん側から見た場合、通常10万円以上かかる初期費用がほぼ無く、入居希望者の負担も究極的にカットされています。
現在も進行中の、無尽蔵に供給される新築の物件に対抗する手段としては、間違いなく目を引くでしょう。実際、ウチコミサイト内でも、パターンも豊富に実践されています。
更には、物件としての条件の不利さ、例えば、駅からの離れている物件や、国道や線路に面していたり、商業施設までの距離がある、住宅環境にマイナス要因を持っているなどの物件であっても、セールスポイントにする事ができるでしょう。
但し、先ほどの解説の通り、賃貸契約時に大家さんの費用負担があります。その負担は、しっかり確認する必要があります。
この記事を書いた人
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