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予期せぬピンポーンにどう対応する?

NHK料金? 訪問営業? 突然の訪問者の撃退法、「居留守」のメリット・デメリット

橋本みゆき橋本みゆき

2017/10/03

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突然の不審な訪問者が…そんなときどうする?

せっかく訪れた家でのくつろぎタイム。そんな至福の時間に水を差すのが、予期せぬ訪問者です。モニターを見てみると、明らかに宅配業者ではない……。そんなとき、あなたはどう対処していますか?

ご夫婦やご家族で過ごしているときなど、自分以外の誰かが家にいる状況ならともかく、女性のひとり住まいや、家族が外出中の時間帯であれば、とても心細いもの。では、どう対処するのが正解なのか考えてみましょう。


イメージ/©kazoka303030 – Fotolia

実は半数近くが「居留守」を使っていた!

とある統計によれば、自宅のインターホンが鳴った際、「無視する」と答えた人の割合が、全体の約45%を占めていたそう。しかしながら、このご時世、のんきに突然の来訪者を迎え入れるほうが危険であり、この調査結果には納得させられるものもあります。

それを決定づけるのが、このアンケートで多くの女性があげていた理由、「不審者だったら怖いから」というもの。なかには、「帰宅直後にインターホンが鳴った」という恐怖体験をされている人も多く、女性のひとり暮らしでは、居留守を使うという選択肢が、賢明な判断とも言えます。

気になる来訪者の正体は?

では、実際にどのような来訪者がインターホンを押しているのでしょうか? よくあるケースをあげていきましょう。

 

<来訪者1:インターネット関連業者>
最近では、フレッツ光やジェイコムといった大手だけでなく、安さを売りにしたあまり耳馴染みのない業者も、訪問営業で回ってくることが増えました。

集合住宅に住んでいる人であれば、ポストに「開通工事のお知らせ」「プランの詳細」などのチラシが頻繁に入っていることと思います。なかには、「この物件では、これが義務化されています」といった雰囲気を匂わせて、居住者からの連絡を誘導させるような悪質なビラも増えています。

インターネット業者のインターホンに対応してしまうことのデメリットは、その口の巧さです。チラシであれば、どんなに内容が悪質でも、ゴミ箱へ捨ててしまえばすむものの、インターホン越しでも、営業マンに対応してしまえば、危うくペースに呑まれてしまい契約させられてしまうことも……。

「いますぐに契約しないと回線が遅くなり、ネットが重くなります」「インターネット自体使えなくなってしまいます」などと、あることないことをたたみ掛けてきます。「えぇ! そうなの?」という反応をしてしまえば、相手の思うつぼです。くれぐれも注意してください。

<来訪者2:NHK受信料の回収業者>
新居へ引っ越しをすると、ダンボールの片付けもすまないうちに訪れるのが、NHK受信料の回収業者です。あまり深く言及はしませんが、かなり強引に迫ってくるので、「払いたくない」という人にとってはインターホン越しとはいえ、応対すること自体ストレスでしかありません。

<来訪者3:宗教法人の勧誘>
インターホンのモニターに品のいいご婦人が映っている場合、かなりの確率で宗教法人の勧誘であることが多いです。女性の来訪者ではない場合にも、「あれ? これはきっと宗教の勧誘だな」とわかりやすいのが特徴といえます。

このケースの厄介な点が、小学生くらいの子ども同伴で来る場合が多いことでしょう。親近感を抱かせるためなのかは不明ですが、インターホンに応え、玄関まで誘導してしまうと、かなり強引に家のなかにまで入ろうとしてくるので、要注意です。

「居留守」を使うメリットは?

これらの訪問者を見てわかる通り、私たち居住者の多くには、不要でしかない招かざる客です。深く考えずに招き入れてしまえば、本来であれば加入しなくていいものを勧められ、最悪契約してしまうことも……。

最近では、宅配便の時間帯指定はもちろんのこと、郵便物が近くの配送センターに届くと登録したメールアドレスにメールが届くサービスなど、非常に便利になっています。そのため、わざわざ怪しい訪問者に対応する必要は、まったくないのです。

そのうえ単身者向けのマンションであれば、女性がインターホンに対応してしまうと、女性がひとりで住んでいることを、自らさらしてしまう結果に…。そんな危険を冒してまで、怪しい人物に顔や声をさらすことなく、やり過ごすことができるのが、やはり居留守のメリットと言えます。

「居留守」を使うデメリットもある


イメージ/©one – Fotolia

ただし、不用意に居留守を使ってしまうことにもデメリットがあります。想定していなかった郵便物が届いてしまった場合などは、再配達の手続きをしなければいけなくなります。

また、実際に知人(女性)が遭遇した話ですが、突然鳴ったインターホンに、いつも通り居留守を使ったそう。すると、留守だと思い込んだ訪問者が、窓を割って侵入してきた「空き巣」だったという最悪のケースです。

「営業のためにきたのか」「部屋のなかにいるのかを確認しているのか」、インターホンには両方の意味があることを、心に留めておく必要があります。

「居留守」のデメリットを払拭するためには?

まずはインターホンの主が、想定外に郵便局や配送業者だった場合です。宅配ボックスが設置されているマンションであれば、インターホンに対応しなくても、荷物を受け取ることができます。最近では、後づけできる宅配ボックスも人気で、たくさんの賃貸物件の大家さんたちが導入や検討を進めています。「うちは賃貸物件だから」と諦めるのではなく、一度大家さんに相談されてみるのも策のひとつです。

ですが、来訪者が空き巣だった場合はどうでしょう。一般的な業者さんの場合、電気メーターなどを見て、住人が在宅中であることを確認してからインターホンを押していることが多いようです。そのため、「居留守を使われている」ことに気づいている場合も多く、こちらとしては「契約したくないから出ない」ことの意思表明にもなり、一石二鳥と言えます。

ただし、たとえば昼寝中で電気を消しているなど、こちらが意図しない「留守風」の場合には、空き巣などと鉢合わせしてしまう怖いケースが発生する可能性が出てきます。

実は、空き巣の侵入経路の半数近くを占めているのが、無施錠箇所。当たり前のことですが、2階や3階だからと、常に窓を開けっぱなしにしておくのではなく、戸締りに気を遣うだけでも、大きな効果があります。それでも心配な人は、補助鍵で二重ロックにしておくと、さらに安心です。

また、家にいるときだからこそ狙われる性犯罪という可能性もあります。カーテンはなるべく暗い色を使う、帰り道はいつもルートを帰るなど、あえて居留守を使うケースは、「目をつけられない」努力をした上で、居留守を使うことが重要になってきます。

どうしても「居留守」を使いたくない人は?

「どうしても居留守を使うことには抵抗がある」という人におすすめしたいのが、何を言われても「結構です」しか答えない、聞き流しの手法です。話に聞き入ってしまえば、口車にのせられてしまう可能性が高くなるので、すべてを聞き流して、最後に「結構です」とだけ答えてください。

話の途中で割って入り、断ろうとすると、余計にヒートアップしてしつこくなる業者も多いです。全部話をさせてから断ると、割とすんなり引き下がってくれることも出てきます。

ただし、繰り返しになってしまいますが、ついつい話にのせられてしまうタイプの人には、おすすめできません。「まともに相手にしない」という方法を実践できる人には、最終手段として有効になってくるので、居留守を使いたくないときには一度、試してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

住宅ライター・ファイナンシャルプランナー

銀行員、不動産会社、OL、新聞社、広告代理店を経てライターに。宅建やファイナンシャルプランナー、証券外務員、色彩検定などの資格を取得。住宅の選び方からインテリアまで幅広く執筆中。

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