壁紙の張り方 ☆梁、天井など応用バージョン☆(1/4ページ)
内村恵梨
2018/12/22
イメージ/©︎maru123rf・123RF
梁、柱へ張るときはどうする?
(写真① 梁と柱、縦貼りと横貼り)
部屋の形は物件によって様々なので、中には梁や柱の多い部屋もあります。マンションだと特に梁(はり)や柱が多く、クロスを張っていくときにどのように張っていけばいいのか迷ってしまいます。
考え方としては、まず平面は平面、梁は梁、柱は柱で区切って張っていくということ。すべてをつなげて張る必要はありません。
梁の場合は、張り替えるクロスが無地のものであれば、一気に横張りをしていくことができます。
梁部分を縦に張っていくと、クロスを何枚もジョイントしていく必要があるので、できれば横張りで一気に作業してしまいたいところ。
しかし、柄物のクロスの場合は、柄が横になってしまうので、縦張りをしていくことになります。
梁に横張りでクロスを張る 前半
(写真② 梁の長さと幅、クロスを切っておく)
それでは、すぐに実践できる梁の横張り施工を解説していきます。
高いところの作業なので、「立ち馬」と呼ばれる足場台や脚立2つに橋渡しする足場板があるとベスト。
ない場合は家にあるテーブルに乗って作業するか、脚立を乗り降りして貼り進めます。
1. 梁の横の長さを寸法測り、材料を用意(写真①)
まず梁の寸法を測ります。高いところは測りにくいので、床で測ってしまいます。 梁の下の床はだいたい梁の長さと同じです。実寸の前後に切りしろを、それぞれ5cmとっておきます。たとえば、梁の長さが4mなら、4m10cmのクロスを用意します。
2. 貼る直前に、梁の幅を測り、材料の幅を調整(写真②)
クロスの横幅は90cmですが、梁の幅はそれよりも小さいことがほとんど。長いと作業がしづらいので、梁の幅を測って、材料をあらかじめ切っておきます。
この記事を書いた人
匠アカデミージャパン 事務局長 (運営:株式会社イマジンネクスト)
匠アカデミージャパンは2016年に開校した内装リノベーションのスクール。 単にDIYのノウハウを教えるスクールではなく「人生100年時代の大人の学び直し」の場として、副業やセカンドキャリア、定年後の生き生きとしたライフスタイルに生かせる技術を身につけることを提唱している。 講習内容は、クロスや床材の張り替えや、賃貸住宅大家さん向けワンルームの原状回復コースなど、まったくの経験のない方に対してDIYを超えた職人の技を伝授。照明プランニングや内装コーディネートのセミナーなども開催中。 http://www.takumi-ac.jp/