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賃貸物件で爬虫類を飼うときの注意点

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最近ではペットとして爬虫類を飼う人が多くなってきましたが、爬虫類については賃貸借契約で規定がないケースがあります。爬虫類は人によっては「気持ち悪い」「怖い」といった印象を持つ場合もあるので、ペット可の賃貸物件でも、爬虫類がOKかどうか確認しておいたほうがいいでしょう。

また爬虫類の中には、動物愛護法により事前に行政の許可が必要となっている特定動物もいます。そのような爬虫類を飼う場合は、都道府県知事が発行する飼養等の許可が必要なので、爬虫類を飼いたいと思ったら、まずその爬虫類を飼うために必要な手続きなどを確認しましょう。

爬虫類をペットにするメリット

まず1つめのメリットとして、爬虫類は犬や猫のように鳴かないため、隣人への迷惑を考えずに済むという点が挙げられます。

また犬や猫を飼う場合は部屋の損傷を防ぐための対策をする必要がありますし、トイレの始末をしないと異臭が発生してしまうので、トイレのしつけをしたりする必要があります。その点爬虫類は、小さい種類のものならゲージを用意するだけで飼育が可能ですし、壁や床を傷つけられる心配もないため、ワンルームの賃貸住宅でも飼うことができます。

臭いについても、エサとなる虫やマウスなどから発せられる異臭に注意が必要なだけです。異臭が発生しないように常に換気に注意をしていれば、問題はないでしょう。

爬虫類を飼うときはサルモネラ菌に注意しよう

爬虫類を飼うときはサルモネラ菌の心配があります。爬虫類を触ったりゲージを洗ったりするときに手や指にサルモネラ菌が付着し、それが何らかの理由によって口から体内の中に入ると感染してしまうからです。

サルモネラ菌に感染すると、通常は8~48時間の潜伏期間を経て「急性胃腸炎」の症状が現れることが多いですが、さらに子どもの場合は「意識障害」「けいれん及び菌血症」高齢者の場合は「急性脱水症状」や「菌血症」を起こして重篤な症状になってしまう場合があります。そのため爬虫類をペットにする場合は、手と指を石鹸でよく洗うなどの対策が必要だということを覚えておきましょう。

爬虫類の逃亡に注意しよう

もう1点、爬虫類をペットとして飼う場合に注意しなくてはならないのが逃亡です。ゲージの蓋が開いたままになっていて、そこから逃げてしまうことがないように注意しましょう。爬虫類は人によっては恐怖心を与えることがあるため、逃亡すると近隣の人たちに迷惑をかけることになりかねません。

また、逃亡した爬虫類をうっかり子どもが触ってサルモネラ菌に感染した場合、大変な事態に陥ってしまうことがあります。そのような事態にならないよう、爬虫類を飼う場合は責任を持って飼い続けるようにしましょう。

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この記事を書いた人

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