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今日もどこかの街で美食探訪 ねこやま大吉のグルメ狩人

東京都(千代田区) 『神田一期屋 ICHIGO-YA』の驚愕土鍋 匠の手から生まれる「佐賀牛ステーキとうにの土鍋ご飯」(2/4ページ)

ねこやま大吉ねこやま大吉

2021/09/18

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神田エリアは、現在の大手町の平将門首塚付近から神田山(駿河台)にかけての一帯を指していた。その後、1947年に神田区が麹町区と合併し千代田区が発足する際、神田区内の町名にはすべて「神田」を冠称する町名変更がなされた。神田町名、その数「28」。商店街の数はふれあい通り商店街を始め6街、ファミレス7店舗・カフェ65店舗・ファーストフード28店舗、スーパー7店舗、そしてコンビニは45店舗(※2020年時点)。ただし大型スーパーが1店舗もないというのが神田らしい。

さて、今日は何を食すか……。

『神田一期屋 ICHIGO-YA』 驚愕の土鍋

JR神田駅東口を歩いていると、一期一会ならず、一期と書かれている看板が気になり、今日はここに決める。『神田一期屋 ICHIGO-YA』だ。旨い肉も魚も食べたい、そんな欲望を満たしてくれるはずであろう。

階段を下りていく。果たして一会はあるのだろうかと期待膨らませながらドアを開ける。コロナ対策万全な清潔感たっぷりの店ではないか。店内はカウンター、テーブル、座敷、明るく、細部にまで店主(社長)の気配りが感じられる奇麗な店だ。

メニューを見れば九州の食材が並ぶ。鮮魚は福岡市場から、牛肉・鳥肉は佐賀県から、ずらっと並ぶ一升瓶は九州の酒ばかりである(緊急宣言下、眺めるだけのオブジェと化しているが)。

直感で「一会」あると確信した。

やはりまずは小生出身地、「博多の魚からやろ……」、ひとりそう呟く。

「福岡市場直送鮮魚盛合せ」

いかーん、旨かばい。なんやこれ…っ。どげんすればこげん旨かもんできるとね?

と、蘇る博多弁を抑えながら口に運ぶ。

鯛・鰤・鯵・烏賊・えんがわ、そして、カマスの刺身。普通は塩焼きのそれが刺身で食べられるのはやはり鮮度がよくなければできない技だ。さすが九州からの魚。荒波で育った白身魚のオンパレード。歯ごたえ抜群の魚は玄界灘が生んだ宝石だ。

次ページ ▶︎ | 溢れ出す肉汁 「げんこつつくね」

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この記事を書いた人

編集者・ライター

長年出版業界に従事し、グルメからファッション、ペットまで幅広いジャンルの雑誌を手掛ける。全国地域活性事業の一環でご当地グルメを発掘中。趣味は街ネタ散歩とご当地食べ歩き。現在、猫の快適部屋を目指し日々こつこつ猫部屋を制作。mono MAGAZINE webにてキッチン家電取材中。https://www.monomagazine.com/author/w-31nekoyama/

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