意外と知らない! 高層マンションのカーテンは○○にしないといけない(2/2ページ)
ながれだ あかね
2021/05/23
防炎カーテンで「避難の時間をかせぐ」
実は……火が燃え広がってしまう原因の一つはカーテン。カーテンに引火することで火が天井まで一気に燃え広がってしまうのだ! 通常のカーテンでは、わずか1分の間に天井にまで火が届いてしまうので初期消火は困難になってしまう。その点、防炎カーテンは燃えにくい。天井に燃え移る前に初期消火をする時間・避難する時間をかせぐことができる
<防炎カーテンと普通のカーテンを見分けるには?>
・「防炎機能付き」と表示されているカーテンあるいは「防炎ラベル」がついているカーテンを選ぶ
→カーテンをオーダーするときは防炎カーテンを選び、「防炎ラベル」を貼ってもらおう。義務付けられている場所では、カーテンが防炎物品かどうかを確認されることもある。
・防炎カーテンはポリエステル100%の素材で作られているものが多い
→ポリエステルは火がついてもゆっくりと燃えていく性質がある。
画像参照/日本防炎協会公式HPより
いかがでしたか? 普段から火の扱いに気をつけていても、地震などの二次災害などで火災に巻き込まれる可能性もあります。火災で犠牲になる人をなくすために高層マンションの居住者だけとは言わず、木造住宅や低層階のマンションなどでも積極的に「防炎カーテン」にしていきましょう!
(絵・文/ながれだあかね)
この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/