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賃貸「暖かい部屋」の選び方 寒い部屋から脱出できた4人の事例から学ぶヒント(2/2ページ)

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4.「広いロフト」「仕切りドア無し」仕様とはおさらば!


イメージ/maru123rf・123RF

「ものすごく寒かった以前の部屋。アパートの2階の広いロフトが付いた1Kでした。寒い理由はハッキリしていました。まずはロフトです。部屋をどれだけ暖めても、温かくなった空気はどんどんロフトへ上がってしまいます。床付近はいつまで経っても冷え冷えとしていました」

そう説明するDさん。しかも……

「その1Kはキッチンスペースと居室の間にドアも引き戸もないタイプでした。なので、玄関やバスルームのあるキッチン側から、床を伝って冷気がどんどん奥に流れ込んで来ていました」

そこでDさん、これでは耐えられないと引っ越しを決意――

「また同じ1Kを選んだんですが、今度の部屋はロフトが無く、キッチンと居室との間にはドアが付いています。以前の部屋よりも格段に暖房の効きがよく、いまはとても快適です」

ちなみに、前の部屋ではロフトは衣類や本などを置く場所としてそれなりに重宝していたそうだが……

「服や本はある程度断捨離して、残ったものは宅配型トランクルームサービスに預けることにしました。新しい部屋の方が家賃が安いので、トランクルーム代と合わせたコストは以前と同じです。ちなみに、暖房費の方はかなり下がりました」

暖かい部屋選びのヒントを4例挙げてみた。

賃貸に限らず、住宅の室温環境にはさまざまな内部・外部の要因が影響するため、例えば「内廊下物件は必ず暖かい」「二重窓の部屋は絶対に暖かい」など、一概にはいえるものではない。

それでも、暖かい部屋を手に入れる可能性を高めるためのヒントとして、紹介した4例はおそらく役に立つはずだ。ぜひ、参考にしてみてほしい。

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賃貸住宅に住む人、賃貸住宅を経営するオーナー、どちらの視点にも立ちながら、それぞれの幸せを考える研究室

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