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賃貸一人暮らしの部屋で「同棲」したくなったらまずすべきこと(3/5ページ)

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同棲を認められるのに大事なこと

そうしたわけで、契約書が上記に示すような「同棲相談可」の状態となっているのであれば、もはや躊躇する必要はない。

一人前の大人として、愛するパートナーと同棲を始めてよいか、オーナーや管理会社に堂々と相談をもちかけよう。

しかし、そうはいっても、「貸主の承諾が」と、さきほどから重ねて出てきているように、同棲をOKしてもらえるかどうかは、これらのケースでは当然オーナーの判断次第となる。

なので、もちろん結果として断られることもあるわけだ。残念だが、それは仕方がないことと考えよう。

では、その際、承諾・非承諾の決め手となるものはなんだろう?

誰もが思うのは、部屋の広さだろう。1K、ワンルームでは何やらイメージがよくなく、断られそうだが、1LDKくらいからなら大丈夫そう……そんな感覚だ。

もちろん、それもひとつの正解だろう。が、実はもっと大事なことがある。

何かといえば、それは普段の生活だ。あなたはこれまで、例えば夜中に人を集めて騒いだり、ゴミを分別せずに捨てたり、駐輪場に食べ物くずを放置したりなど、アパートやマンションという共同生活の場ですべきではないことをし、周りに迷惑をかけ、注意されたりしたことはないだろうか?

あれば、あなたは、オーナー側からしてみれば、出来れば早めに物件から出て行ってほしいお荷物な客かもしれない。

そんな客が「ツレをもう一人同居させたい」などと望んでも、「おそらくこの人と似たようなレベルの人がやってくるにちがいない」と、向こうは普通に思うだろう。拒絶されるのは、至極当たり前のことだ。

こっそり同棲・半同棲は不幸のはじまり

では、オーナー側には何も告げず、ひそかに、こっそり同棲・半同棲を始める……という判断はどうだろうか。

「パートナーとは真面目に付き合っているが、やはり申し出るのは恥ずかしい」

「自分の普段の生活ぶりからして、頼んでもどうせ断られる」

あるいは、「契約書のどこを見ても入居人員の制限に触れられていない。これなら勝手に同棲を始めても文句をいわれる筋合いはないだろう」(=そもそも不備な契約書ということになる)など、さまざまな理由があるだろう。

次ページ ▶︎ | 結論は「それはやめておきなさい」 

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この記事を書いた人

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賃貸住宅に住む人、賃貸住宅を経営するオーナー、どちらの視点にも立ちながら、それぞれの幸せを考える研究室

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