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菅新政権誕生と株価――バフェットと売られ過ぎセクター、景気回復期待の推奨11銘柄(3/3ページ)

望月 純夫望月 純夫

2020/09/09

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投資信託は米国株運用商品に人気

投資信託では新型コロナウイルスの感染下でも運用成績を伸ばし、成果に見合った分配金を支払っている投資信託がある。

こうした投資信託は、元本を取り崩さず運用益から分配金を支払い、しかも分配金利回りも高い。これらの投資信託は、米国株で運用するタイプが上位を占めている。

第1位はDAIM厳選米国株式ファンド、2位が三菱UFJ・NASDAQオープンBコース、3位がLM・米国高配当ファンドである。

金融庁の発表によると、国内の投信のコストは6年連続で低下している。

とはいえ、米国に比べると運用成績と運用コストのいずれも劣り、ファンドの収益力の強化が課題だ。投資家が運用会社に支払う信託報酬は全ファンド平均が1.27%で1年前より同0.08%下がった。大手投信の中で、信託報酬が最低だったのは三井住友トラスト・アセットマネジメントの1.03%だ。

運用効率では、手掛ける商品が絞り込まれ、強みのある分野に特化したレオス・キャピタルが1位で、同社の「ひふみ投信」などの運用が好調だった。2位のシンプレクス・アセット、3位のスパークス・アセットもアクティブ運用で強みを持っている。

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この記事を書いた人

コンサルタント、ラジオパーソナリティ

1971年慶應大学法学部卒、同年山一証券入社。1985年新本証券国際部入社、パリ駐在員事務所長を経て企業部にて新規公開企業の実務に携わる。 1998年退職後、コンサルタントとして独立。著書に『株をやさしく教えてくれる本(あさ出版)などがある。フジサンケイビジネスアイ株式初級講座、ラジオ日経の「株式宅配便」のパーソナリティを務める。

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