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修復、継続、別居――離婚を迷っているなら選択肢を広げよう(3/3ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2021/07/06

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家族全員のダメージを最小限に

迷いがあるうちは、同居生活を継続しながら別居や離婚をシミュレーションしてみるとよいでしょう。また、選択をできるためには経済的な自立をしておくことは必須です。仮に離婚を選択した後に待ち受けているのが貧困生活というのでは本末転倒。

また、離婚しても養育費や国から支援をもらって生活しようと楽観的に考えている人もいるかもしれませんが、養育費はあくまで子どもの養育にかけるものですから生活費は自分で稼がなくてはなりません。自活できる自信ができてから別居や離婚の選択をすることが望ましいです。

そして、なにより大事なことは自分だけではなく、子どものダメージを最小限にすることです。最終的にいつ何を選択するのがベターかを考えていくことが大切ですね。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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