娘のひとこと「4人で過ごしたい」から始まった 離婚後も家族で週末を過ごすベストな関係(3/3ページ)
しばはし聡子
2021/05/04
■最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
私も別居当時は不安な部分がたくさんありました。しかし、幾度の話し合いを経て、いまは子どもの笑顔を守れる関係になれました。お互いの信念として子どもを優先してきたことで、いまがあります。
型にとらわれず、自分たちのペースで、自分たちが受け入れられるかたちを見つけてほしいなと思います。
離婚後は夫婦ではなく親同士。私たちの場合は、離婚理由になったことをしない、持ち出さない、ということが、穏やかにやり取りできるポイントでした。やはり価値観を完全一致させるのは、離婚している以上難しかったです。でも相手の気持ちを受け入れる努力をするのは大切だと思いました。
この一年は子どもの心のケアが課題でした。私は家のなかで子どもと交換日記や手紙のやり取りをしているんです。大好きだよ、とか、世界で一番愛しているよ、と、分かりやすく愛の言葉を並べています。
パパからも子どもたちに会うときに手紙を書いてもらっています。これは娘のリクエストです。パパは手紙が苦手ですが、娘のリクエストということで苦手なりにとても頑張って書いていますね。
これからも、子どもにとってベストなかたちを模索しながら、日々を大切に暮らしていきたいです。
この記事を書いた人
一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント
1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️