簡単ときめきDIY―― 色、柄豊富! 壁紙の上から貼って剥がせる輸入壁紙で気分一新(2/2ページ)
内村恵梨
2021/01/28
貼り方のポイント
輸入壁紙は1枚目と2枚目の端をぴったりと合わせて貼っていく、「突き付け施工」をしていきます。
貼ってはがせるタイプの糊は、乾く前の接着力が弱いため、天井や梁下など、剥がれる方向に重力がかかる場所への施工はより難易度が高くなるのでおすすめしません。
梁(はり)がある場合は、梁と壁とを分けて貼ると失敗しにくく、角がきっちりと出てきれいに貼れます。
トイレのタンクの裏は、真ん中にジョイント(継ぎ目)がくるように割り付けて貼るとはりやすいです。タンクと壁に隙間がなく壁紙が通せない場合は、タンクのところで切りこみを入れてくりぬいて貼ります。
トイレのクロス貼りの様子
輸入クロスの購入のしかた
輸入クロスは実店舗だと売っている場所が限られていますが、ネットショップであればお好みのものを探して購入することができます。Amazonや楽天市場、輸入壁紙専門オンラインショップなどで検索してみてください。
購入の歳の注意点は、輸入壁紙は基本的に1ロール10mの単位で販売されることが多いため、購入前に壁の寸法を測り、必要メーター数を確認しましょう。
貼りたい壁面の寸法の測り方は、例えば高さ2.5m(切りしろ5㎝含む)、幅3mの壁であれば、50㎝幅のクロスを6本貼る計算になるので、
「2.5m×6で15m」
ロール単位で売っているものであれば、2ロール分必要ということになります。
柄合わせがある場合は、柄のリピート(次に同じ柄がくるまで何センチ間隔か)を確認し、2.5m+リピート分×6という計算になるので、材料が多めに必要になります。
柄のある壁紙のリピート
いかがでしたか?
今回は気軽にチャレンジできる、輸入壁紙をご紹介しました。特に不織布(フリース)素材の輸入壁紙は、材質が厚く丈夫で、失敗してもはがしてやり直しがききます。気分を一新して2021年をスタートするために、DIYで楽しくインテリアの模様替えをしてみましょう。
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この記事を書いた人
匠アカデミージャパン 事務局長 (運営:株式会社イマジンネクスト)
匠アカデミージャパンは2016年に開校した内装リノベーションのスクール。 単にDIYのノウハウを教えるスクールではなく「人生100年時代の大人の学び直し」の場として、副業やセカンドキャリア、定年後の生き生きとしたライフスタイルに生かせる技術を身につけることを提唱している。 講習内容は、クロスや床材の張り替えや、賃貸住宅大家さん向けワンルームの原状回復コースなど、まったくの経験のない方に対してDIYを超えた職人の技を伝授。照明プランニングや内装コーディネートのセミナーなども開催中。 http://www.takumi-ac.jp/