ウチコミ!タイムズ

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン

1軒まるごとDIYリフォーム どんなことから始める?(2/2ページ)

内村恵梨内村恵梨

2021/12/10

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

ネットを使って、DIYにかかるコストを見積もる

使用したい材料に目星をつけつつ、DIYリフォームにかかる概算コストについても調べていきます。最近はDIY向けのネットショップでほとんどなんでも探すことができます。

ネットショップで資材を購入した場合の概算費用をご紹介します。

■6畳の部屋を想定
クロス貼り・・・天井・壁で2万円程
ペンキ塗装・・・天井・壁で2万円程
漆喰・・・3万円程
クッションフロア・・・1万3000円程
フロアタイル・・・2万5000円程

まずクロス貼りについては、生糊付き壁紙をネットショップで購入した場合、1m400円~550円(+送料)程度です。例えば6畳の部屋の天井・壁を張り替える場合、必要なクロスの量はだいたい35mくらいなので、35m×550円=19250円、約2万円が材料費となります。

クッションフロアは、1mあたり1000円強で購入できます。6畳であれば8mくらいの材料で施工できるので、クッションフロア1万円分程度と、床用の糊3000円程が材料費となります。

フロアタイルはややコストが上がり、材料+糊で2万5000円程です。

無理ムダのない作業をするには全体のスケジュールと工事の工程づくりがポイント

最後に、全体のスケジュールや工事の順番を考えます。いつまでに仕上げたいか、というゴールを設定し、ざっくりとした工程表を作成しましょう。

工事の順番の考え方は、まずは外注する部分の工事、そしてDIYで行う内装については天井、壁、床と上から下に降りていくイメージです。これは、工事の際に発生するほこりや汚れが下に落ちるので、仕上がった箇所を汚さないためです。

DIY工事にかかる時間は、作業人数で大きく変わります。もし1人で作業をしていく場合、6畳の部屋の4面の壁にクロスを貼る作業でも、1日~2日かかると考えたほうがいいです。

塗装にしても、やすりがけなどの下地調整や、下地材を塗ったりなど、仕上げのペンキを塗る作業だけではありません。また、一度塗りをした後に4時間程度間をあける、など材料によっても乾くスピードが変わってきます。余裕を持ったスケジューリングをしていきましょう。

いかがでしたか?
DIYは、想定外のこともたくさん起こるので、柔軟な気持ちで楽しむことが大事です。また、私個人の経験から伝えたいのは、2人以上で作業をすると格段に楽しい&早いということ。1人だとうまくいかないときに心折れてしまいがちなので、仲間を募ってイベントとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

匠アカデミージャパン 内村恵梨氏のDIY連載記事一覧はコチラから

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

この記事を書いた人

匠アカデミージャパン 事務局長 (運営:株式会社イマジンネクスト)

匠アカデミージャパンは2016年に開校した内装リノベーションのスクール。 単にDIYのノウハウを教えるスクールではなく「人生100年時代の大人の学び直し」の場として、副業やセカンドキャリア、定年後の生き生きとしたライフスタイルに生かせる技術を身につけることを提唱している。 講習内容は、クロスや床材の張り替えや、賃貸住宅大家さん向けワンルームの原状回復コースなど、まったくの経験のない方に対してDIYを超えた職人の技を伝授。照明プランニングや内装コーディネートのセミナーなども開催中。 http://www.takumi-ac.jp/

ページのトップへ

ウチコミ!