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賃貸経営における永遠のテーマ「空室対策」――入居者の募集広告をチェックしていますか?(2/3ページ)

廣田 裕司廣田 裕司

2021/10/20

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募集広告の内容をチェックする

広告が掲載されている場合は、募集広告の内容をチェックしましょう。

募集広告をチェックする項目は、

①写真(掲載枚数・質)
②キャッチコピー
③家賃額、初期費用、入居条件、設備

の3つです。

①写真
ポータルサイトにより違いがありますが、一つの広告に20枚程度の写真が掲載できるようなっています。写真の掲載数が多い広告の方が、効果が高くなります。逆に写真の掲載数が少ない広告は見てもらえません。

次に写真の質です。暗い写真やピンボケの写真は論外です。お部屋を探している人が見たい情報を提供できているか。同じような写真や、どこを写しているのか分からない写真がないかをチェックします。また、写真に適切なキャプション(説明文)がついているかも重要です。

②キャッチコピー
写真だけでは伝えきれない物件の魅力を伝えるために、物件の魅力を短い文書で表現するキャッチコピーは重要です。キャッチコピーが掲載されているか、内容は適切かをチェックします。

③家賃、初期費用、入居条件、設備
写真以外に、家賃、初期費用、入居条件、設備が正確に記載されているかをチェックします。家賃、初期費用、入居条件、設備は、検索の条件となっている項目が多いので、正確に記載されていないと、検索にヒットせず広告が表示されません。また、募集中に家賃額、初期費用、入居条件を変更した場合は、広告上で正しく変更されているかチェックが必要です。

募集広告の修正

広告をチェックして問題点がある場合は、不動産屋さん(管理会社さん)に修正を依頼します。

自分で撮影した写真のデータを不動産屋さんに提供してもよいと思います。写真のデータは大容量になるので、DropBox、OneDriveなど、クラウド型のデータ共有サービスを利用するといいと思います。

次ページ ▶︎ | 大家さん自身でできる募集広告

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この記事を書いた人

「合同会社アップ」代表 「行動する大家さんの会」代表

妻の実家の賃貸事業を引き継ぎ、賃貸経営に関わるようになる。サラリーマン時代の経験を活かし、原状回復費の低減、稼働率アップに成功。賃貸経営での経験をベースにセミナー講師としても活動。2014年大家仲間と一緒に、管理会社「みまもルーム」設立に参加。大家さんとしての経験、不動産業者としての経験を活かし、大家さんの賃貸経営をサポートする会社「合同会社アップ」を設立。大家さんのサポート活動を展開中。

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