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マンション投資でのローンは、お金を借りるだけではなく、時間も買える?(2/2ページ)

斎藤 岳志斎藤 岳志

2021/03/24

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1部屋より2部屋、3部屋を買うメリットとは

しかし、家賃収入を30年間すべてローン返済に使ってしまっては、大家業としてなんのメリットもありません。

そこで毎年100万円預貯金できる人が、その100万円と毎年の家賃収入の10万円を足した110万円を毎年1回、繰り上げ返済したとすると12年でローンを完済することができます。

そして、返済が終われば管理費・修繕積立金、固定資産税を差し引いた家賃収入のおよそ90万円はすべて収入になります。

さらに話をすすめて、この物件と同じ価格、同じ条件で、もう1部屋を購入したとしましょう。

そのうえで同様に毎年貯金する100万円と、ローンを完済している物件の家賃収入90万円を繰り上げ返済にあてると、7年半で完済。3部屋目になると、「110万円+90万円、90万円」の繰り上げ返済になり、5年半でローンを完済することできるのです。

もちろん、これはあくまでも机上の計算です。実際にもしやったとしても、3つの物件のローン返済が終わるまでは、24年かかります。

また、入居者がいない空室になったり、入居者の入れ替わりなどによるメンテナンスにかかる費用なども考えなくてはなりません。さらに今のコロナ禍のような社会状況や経済状況の変化もあるでしょう。ですから、これがそのまま当てはまるというわけではありません、

しかしながら、一般の人が日本で資産運用で融資を活用できるものは不動産投資くらいしかありません。そして、融資を活用した不動産投資は、運用期間を短縮しながら資産を増やすことが可能な投資方法でもあることが分かるのではないでしょうか。

ただし、過度な借入は自分でコントロールができなくなる恐れもあります。まずは自分の身の丈を知り、それに合わせた投資を行うことが絶対に必要で、このことは肝に銘じてください。

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この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー(CFP)

FPオフィス ケセラセラ横浜代表 百貨店在職中にファイナンシャル・プランナーの資格を取得。税理士事務所、経営コンサルティング会社などを経て、FPオフィス ケセラセラ横浜を開設、代表を務める。 マイホーム購入・売却相談のほか、不動産投資のサポートも行なっている。株式投資やFXなど一通りの投資を実践した後、2007年より不動産投資をスタート。現在は、自らの資産運用はほとんど中古マンション投資に絞って取り組んでいる。

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