大家業をはじめた人が填まる落とし穴――資産バランスとチェック(2/2ページ)
斎藤 岳志
2021/01/21
賢いマンション投資家になるために最低限やるべきこと
資産運用にはさまざまなものがありますが、運用にあたってはそのバランスをどう見極めたらよいか。1つの目安としては預貯金、有価証券といった金融資産とマンションや不動産といった実物資産のバランスは、
「20:80」ないし「15:85」
ぐらいにしておくのがよいのではないかと私は考えています。
不動産のような実物資産は、保有していれば安定収入をもたらしてくれます。まさに資産が資産を生み出してくれます。しかし、現金化には時間がかかるため、急にお金が必要になったときは対応できません。
一方、金融商品は預貯金や有価証券は、いざというときにすぐに引き出せます。また、株式や債券は、世に中の経済やお金の動きを自らが把握するために保有しておく。言い換えれば、経済動向をつかむためのアンテナ的な役割にもなります。
私自身、金融資産:実物資産の割合は「25:75」ぐらいになっています。資産運用にあたっては年に一度はそれをチェックして資産のバランスを整える――これを行うことがとても大切です。
この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー(CFP)
FPオフィス ケセラセラ横浜代表 百貨店在職中にファイナンシャル・プランナーの資格を取得。税理士事務所、経営コンサルティング会社などを経て、FPオフィス ケセラセラ横浜を開設、代表を務める。 マイホーム購入・売却相談のほか、不動産投資のサポートも行なっている。株式投資やFXなど一通りの投資を実践した後、2007年より不動産投資をスタート。現在は、自らの資産運用はほとんど中古マンション投資に絞って取り組んでいる。