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賃貸を高齢者向けにするときの注意点 見守りシステムで安心(1/3ページ)

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これからの日本の人口は高齢者の方でいっぱい!それを見越して「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」という物件も次々と建っていますね。しかし賃貸物件と比べてサービスが充実している分値段は高く、すべての高齢者が利用できるとは限りません。「サ高住」に入る前の段階で、高齢者の方がリーズナブルに入れる高齢者向け賃貸物件があったらいいですね。たとえば大家さんの物件のターゲットを高齢者の方にすることで、空室対策につながるかも!

目次▼

❶サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは何か?

❷高齢者に優しい物件で、差別化をはかる!

❸高齢者入居で発生するリスクを回避する方法

 

❶サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは?

近年、「サービス付き高齢者向け住宅」というものが出てきました。介護サービスを受けられる住居で、主に民間事業者が運営しています。賃貸住宅にバリアフリーの設備をいれたり、生活相談員がいて入居者の安否確認もしてくれます。いろいろな生活支援サービスも受けられます。サ高住のニーズは高くて、持ち家がない人が住んだり、バリアフリー対応ができていない持ち家を売ってそのお金でサ高住に移り住む人も多いようです。

入居対象者:60歳以上で介護を必要としない自立した高齢者。あるいは、60歳未満の軽度の要介護の方

国もサ高住を推奨しているため、サ高住を建てるための補助金制度を設けています。アパートやマンションをリフォームして利用する場合は、一戸あたり上限180万円もの資金が事業者へ補助されます。しかしこの補助金をあてにしてサ高住を建てたけれど、経営が立ち行かず2017年には260件もの事業者が廃業していたという事実も・・・。サ高住の場合、物件の入居者募集は、介護事業者が行うケースがあります。客付けに強い介護事業者を選ばなくてはなりません。

 

サ高住を運営するのに向いている立地は、静かで落ち着いている環境。もし大家さんの物件が駅や都心から離れていて客付けに苦労していたら、「サ高住」にして差別化をはかるのも手かもしれませんね。

 

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この記事を書いた人

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