外装劣化診断士の資格取得難易度について

■必要性が高まる建築の資格

 

建築の職人さんの中には「俺は腕一本だけで食べてきたんだ!」というような人もいて、非常に頼もしいのですが、本当の腕前は作業をしてもらうまでわかりません。それに、「500万円以下の工事であれば建設業の許可がなくても誰でも工事できる」というのが日本の建築の現状ですから、残念ながらとんでもない業者がまぎれ込んでいる場合も考えられます。実際に新築住宅やリフォームでも様々な問題が生じているわけです。

 

しかし、建築業界も変わりつつあり、様々な法整備や新しい資格制度の導入が進んでいます。外装劣化診断士もその一つです。

 

■頼れる外装劣化診断士

 

外装劣化診断士とは、簡単に言えばその名の通り外装の劣化を診断する資格のことです。外装には屋根・外壁などが含まれ、外装劣化診断士はその基本的な調査・診断を行うだけでなく、補修・改修等の対策についても提案を行います。つまり、外装診断のエキスパートであり、アドバイザーでもあると言えるでしょう。

 

現在の日本の住宅事情は、実は新築が減少しており、一度建てた家を長く使おうという方向にシフトしています。つまり、メンテナンスやリフォームの需要がどんどん増えているわけです。すると建物に対する定期的な診断の必要性も増えてきます。ところが住宅の適切な診断を行える人材、消費者の立場から的確な診断を行える人材は需要に対して不十分でした。

 

そこで消費者の求める診断のエキスパートの育成を目的としてスタートしたのが外装劣化診断士です。外装劣化診断士の資格は一般社団法人住宅保全推進協会が認定しており、平成24年度から試験が実施されています。

 

■外装劣化診断士は住宅のドクター

 

外装劣化診断士の試験では、建築にまつわる構造・材料といった基礎知識が問われる他、外壁や屋根の劣化状況の知識、雨漏り・漏水のリスクに関する知識、診断の実務、関連法規の知識が試されます。簡単には合格できる試験ではないことがわかりますね。

 

実際には、外壁や屋根などが劣化していれば、「劣化している」ことは素人にもわかるものです。しかし、どの程度劣化が進んでいるのか、どのような補修が必要なのかについては、容易に判断することができません。

 

その意味で、事前に状況を確認しない、ちょっと屋根を下から見ただけで診断をする、そんな業者には注意するべきです。医師免許のない人に診察してもらうようなもので、なかには凄腕の人もいるかもしれませんが、そのようなラッキーにどれだけ期待できるでしょうか。

 

対して外装劣化診断士は、きちんと訓練を受けたドクターのようなスペシャリストです。認定を受けたプロの目で住宅を診断し、適切な改修方法を提案してくれますので、リフォームなどの際は依頼相手を選ぶ基準の一つとすると良いでしょう。

 

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ウチコミ!編集部
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ブログをご覧いただきありがとうございます。皆さんが本当に欲しいという中古物件は情報が出てきません。よく言われる「物件の囲い込み」。両手取引を狙うために情報を遮断して変えないようにします。そして値段が下がった段階で再販業者へ売却したり。この場合は両手取引での売却に加えて、リノベーション後の物件の売却も預かれます。結局消費者は高い金額で購入するしかありません。この流れを止めるためには直接売買の道筋を作り、適正な取引環境の実現が必要であると考えています。