勾配天井

勾配がついた高い天井
勾配天井とは、勾配がついた天井のこと。言い方を変えると、天井の中央、あるいは片側が端より高くなった天井のことです。
種類としては船底天井、屋形天井などがあります。数寄屋(すきや)造りの住宅や、浴室などで使われるのが船底天井(船底をひっくり返したような天井)、勾配がさらにきついものが屋形天井と呼ばれます。片流れ屋根なら、天井の片方が高い部屋になります。
勾配天井のメリット
勾配天井では、天井部分を取り払って屋根をそのまま天井として利用します。構造としては、ロフトをイメージするとわかりやすいかもしれません。場合によっては家を支える構造材が見えるようになり、天井を取り払った分デッドスペースがなくなって、開放感のある空間ができあがります。部屋の広さは変わりませんが、勾配天井では縦に視線が抜けるので開放感が違ってくるのです。
勾配天井には他にも様々なメリットがあります。まず、本来は天井で遮られて窓が付けられなかった高い位置に窓が付けられるようになります。いわゆるトップライトと同じような効果が期待でき、部屋に居ながらにして空を眺められるようになることもあります。
通気が良くなることも見逃せないポイントです。暖かい空気は上に行き、冷たい空気は下へ動く性質があります。部屋の一番高い位置に窓を設置できる勾配天井では、熱せられた空気は窓から出て行きます。すると、下の窓からは新鮮な空気が入ってくるわけです。
1階リビングを勾配天井にしようとすると、構造が平屋建てなどに限られます。しかし、2階にリビングがある構造だと上はすべて屋根ですから、勾配天井にすることで開放感のあるリビングが実現でき、ロフトを設置するなどレイアウトも工夫しやすくなります。
梁などの構造材が剥き出しの勾配天井では、構造材の経年変化を楽しむこともできます。木材は時間が経つにつれて変化し、様々な表情を見せてくれます。
勾配天井のデメリット
勾配天井のデメリットとしては、照明が高い位置に付くことが多いのでメンテナンスに手間がかかることが挙げられます。最近ではLED照明の普及によって照明交換の頻度は下がっていますが、換える場合は業者に頼まねばならないケースもあります。
部屋の空間が広くなる勾配天井では、照明計画も難しくなります。広い分だけ、照明もたくさん必要になる傾向があります。
コストについても注意が必要です。勾配天井では高くなった天井の分だけ壁も広くなり、天井(屋根裏)も仕上げなくてはなりません。そのため工事の際は室内で足場を組む場合もあり、費用もそれだけアップすることになります。
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