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足元停電灯

夜の足元を明るく照らす
病院などの廊下では、夜でも最小限の灯りが点いています。しかし、施設によっては夜は真っ暗。民家でも、夜中に目が覚めると暗闇の中を記憶に基づいてトイレまで慎重に歩く……といったことがあるかと思います。暗闇の中を歩くのは不安なもの。そのために足元灯というものがあります。これは廊下や階段、室内など、要所の壁の下部に取り付ける照明器具のことです。最近では暗くなると自動点灯するタイプのものが販売されています。さらに足元灯には、停電時に対応するように作られた足元停電灯があります。
センサーで自動点灯、手持ちライトになるものも
足元停電灯には、コンセントに差して使うタイプのものがあります。停電時や地震時には通電に障害が出ることがあり、それを自動感知して点灯します。普段からコンセントに接続されているので、いつでもフル充電状態。コンセントから取り外して懐中電灯として利用できるタイプのものや、暗くなると点灯するナイトライト機能が付いているものもあります。
コンセントに差すタイプの足元停電灯は便利なのですが、コンセントを占有してしまったり、コンセントがない所で使えないという問題もあります。そこで足元停電灯には、電池で点灯するタイプのものがあります。電源が独立しているので好きなところに設置できるのが最大の利点ですが、電池が切れたら点灯しません。そこで最近では、センサーで自動点灯するものが販売されています。指定された時間帯に人が近づいた時だけ点灯するもので、消費電力を抑えられるので、電池は6ヵ月ほど持つと言います。普段は足元の明かりとして使えますし、停電時にも人が近づけば点灯するわけです。このタイプにも、停電などの時に手持ちライトとして使えるものがあります。
自然災害対策としても有効
停電は電気事故だけで起こるわけではなく、地震や台風などで発生することもあります。特に大地震が夜中に起こって突然停電したら、動揺することもあるでしょう。そんな時にも足元停電灯は役立ちます。防災グッズとして進化した懐中電灯も便利なのですが、停電が起こった後で懐中電灯を探すのは難しい場合があります。足元停電灯なら停電時に部屋などが真っ暗になることを防いでくれますし、取り外せるタイプならすぐに懐中電灯として使えます。人が近づくと点灯するタイプであれば、自然災害時にも普段と同じ明かりが灯ることで、心を落ち着けてくれる効果も期待できそうです。