元々は古代ローマ建築の帯状の壁面のこと

屋根裏のスペースは秘密基地のようで、子供に人気の場所。ロフトや小屋根収納がポピュラーですが、屋根裏部屋は「アティック」と呼ばれることがあります。
アティックはグルニエ、アティックルーム、ロフトアティックとも呼ばれます。『世界大百科事典第2版』(平凡社)によると、元々は古代ローマ建築の正面最上部を成す帯状の壁面のことだったとか。屋根勾配を隠して正面を方形に整えるための装飾壁でしたが、ルネサンス時代以降の宮殿や住宅建築ではこの壁に対応して窓を設け、新たな階が付け加えられるようになりました。そのためこの屋根裏部屋もアティックと呼ばれるようになったそうです。なお、アティックという名称は背の低い付け柱が「アッティカ風」と通称されていたことに由来しています。

生活スペースか収納スペースか

SUUMO(スーモ)サイトの「住宅用語大辞典」では、アティックを「収納スペースとしてだけでなく、子供部屋や書斎、アトリエとして利用されることも多い」と紹介しています。そして屋根裏スペースを多目的に利用する場合には次の2点に配慮することを推奨しています。

これは、夏場には屋根の表面温度が上がり、何もしないと屋根裏は生活に適さない環境になるからです。実際の工事では、屋根の表面に熱反射塗料や遮熱・断熱塗料を塗ること、屋根材の下に通気層を設けて棟換気装置で強制的に熱気を排出する仕組みを作ることなどが行われています。

一方、LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)サイトの「不動産用語集」では、アティックを「屋根裏を利用した収納スペースのこと」として紹介しています。収納スペースとして扱う場合は建築基準法で「小屋裏物置等」という扱いになり、面積は下の階の2分の1以下、天井高は1.4m以下、小屋裏に出入りするための梯子は固定式でないことなどの規定があります。固定式は使えないので、折り畳み式や取り外しが可能な梯子を使用することになります。

ちなみにロフトも「小屋裏物置等」として扱われますが、ロフトの場合は居室の延長として扱われることが多いようです。すると居心地の良さが問題になりますので、壁に断熱材を用いたり、居室と同じクロスを貼ったりすることになります。

完全に収納スペースとして割り切る場合はあまり温度などに気を付ける必要はありませんが、暑さ対策が施されていない屋根裏スペースは夏に耐えがたい暑さになることがあります。屋根裏スペースを作る場合は、あらかじめ何に使うかを決めておいた方が良いでしょう。

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