リゾート感覚が味わえるアジアン風デザイン建築

独特の魅力を放つ建築様式
建築の世界で「アジアンテイスト」「アジアン風デザイン」と言えば、主にインドネシア・バリ島などの南国リゾート地がイメージされるようです。アジアン風の住宅と言えば、大きな縞模様が入ったヘリンボーン柄(herring=ニシン、bone=骨。ニシンの背骨の形に似た模様のこと)のフローリング、白い壁、ダークブラウンの梁や建具、大きな開口部から入る明るい光などが特徴でしょうか。とは言え、こういった建築はあくまで「アジアン風」「アジアンテイスト」であって、バリ島などの建築様式をそのまま取り入れているわけではありません。内装などは大きく異なっていても、建物そのものは日本の基準を守って建てられています。
南国建築の魅力を取り入れる
アジアン風のモデルになっているのは現地のリゾートホテルなどです。さらに、例えばバリ島のリゾート地で人気の宿泊施設・ヴィラは、バリ島の伝統的な民家をモチーフにしています。以下に示すのは民家の構造の例です。
  • 全体が塀に囲まれており、石のレンガでできた狭い門が付いています。門の上は瓦葺きになっています。門の中にはまた壁(衝立)があります。悪霊の侵入を防ぐためだそうです。
  • 敷地内には独立した台所部屋があり、屋根は茅葺。中にはかまどがあります。
  • 他にも広い敷地の中には独立した家屋がいくつか建っていて、中庭があります。来客用の家が敷地内にあることも。
  • 一般民家には必ず「家寺」があります。バリの多くの民家では建物の配置や寝るときの向きなどが一定の法則で決められているそうです。
  • 四方に壁がない、屋根と柱だけの建物(バレ・ダンギン)という儀式用の建物もあります。赤ん坊の誕生後の儀式や家族の遺体を一時安置するのに使われるのですが、普段は子供の遊び場や作業場になります。
以上のような民家がモチーフとなっているので、リゾートホテルのヴィラにも屋外に面したオープンスペースがあったり、外部の自然を体感できるエリアが設けられていたりします。日本で「アジアンリゾートハウス」などの名称で販売されている注文住宅などにも、外界からリゾート地に赴くような感覚を味わえる長いアプローチ、夜はライトアップすることを想定したリビング、一般家庭とは異なるデザインを施された洗面所やバスルーム、屋外に広がるオープンデッキなどを備えたものがあります。 なお、南国リゾート風の住宅と言えばバリ島の建築様式を参考にしたものが多いようですが、他にもハワイアンスタイルの注文住宅などが人気を博しています。
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