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異文化が味わえ横浜まですぐに出られる鶴見区の賃貸事情

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■国際色豊かな総人口3番目の行政区

鶴見区は神奈川県横浜市の行政区の一つです。横浜市の東端にあり、東京湾に面しています。中心市街地は鶴見駅周辺で、川崎市川崎区・幸区と強く結びついています。また、区の北西部には獅子ヶ谷市民の森、神奈川三ツ池公園など、多くの自然が残っています。臨海部は工業地帯ですが、商業都市・住宅都市としての顔も兼ね備えています。

面積は33.23㎢、総人口は約29万人となっており、市内18区中3番目に住人が多い区です。2010年には区の人口に対して外国人登録者数が約3.6%を占め、外国人の割合が高いのも特徴。市内では中区に次いで2番目に外国人が多い区です。特に潮田町周辺にはブラジル人・日系ブラジル人が多く在住しています。仲通商店街は「沖縄南米タウン」とも呼ばれていて、鶴見区は異文化が楽しめる国際色豊かな街として知られています。

高齢化率は18.8%で、18区中15位。平均年齢も42.9歳と、4番目に若い区となっています。

■多彩な公園、商業施設も魅力

鶴見区には横浜ベイブリッジ、生麦魚河岸、徳雄山建功寺などの人気スポットがあります。公園としては三ツ池公園が有名で、アスレチック風遊具やジャンボ滑り台などが楽しめます。ポートサイド公園はベンチやテーブルなどが数多く設置されていて、散歩の途中でのんびり休むことも可能です。

鶴見区にはスーパーやショッピングセンター、ホームセンターも多く、買い物には困りません。トレッサ横浜のように、多彩なイベントを実施しているオートモール複合施設もあります。鶴見駅からなら横浜へは約10分、渋谷へは約35分で行けます。

■子育てをサポートする仕組みが豊富

鶴見区では子育て支援事業として、子育て相談、子育てグループ支援などを行っています。他にも子育て中の親子が集う「つるみ・ふらっとるーむ」や、子育て支援拠点「わっくんひろば」などを実施しています。手当・助成としてはこどもの医療費給付制度がある他、横浜市を通じて児童手当やひとり親家庭への支援などが利用できます。

■注目したい“保留児童”の数

横浜市では2016年4月時点での待機児童数がわずか7名でした。鶴見区は待機児童数ワースト1位ですが、数は3人だけ。たった3人なら優秀だと言えそうですが、これは横浜市では保育園を希望したが入園できなかった人を「保留児童」と呼んで「待機児童」と区別しているからで、横浜市全体では3000人以上の保留児童がいるようです。

鶴見区の保育所等の状況を見るとほぼ空きがないので、認可外保育施設等もチェックしておいた方が良いでしょう。幼稚園・認定こども園は17園あり、私立幼稚園児に対しては条件を満たせば補助金が出ます(横浜市の制度)。

■バス路線のおかげで駅が遠くても安心

鶴見区の賃貸物件は鶴見駅周辺に集中しています。これは鶴見駅周辺には区の公共機関があり、4路線の鉄道が乗り入れているからです。矢向、生麦も賃貸物件が豊富となっています。単身者向けのワンルーム、1K、1DKが中心で、駅から徒歩10分以内の物件も多いのが特徴。

区の内陸部は駅から遠いのですが、バス路線が発達しているため、徒歩20分以上の物件でも安心して候補に入れられます。築年数は20年以上のものが多い反面、築浅の物件も探しやすくなっています。価格帯は5万円~7万円が中心です。

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この記事を書いた人

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