賃貸の鍵の種類　はじめての一人暮らしで安心の鍵は？

はじめての一人暮らしは、セキュリティを意識した物件に住みたいですよね。オートロックや防犯カメラ、物件周りの治安なども大切ですが、意外と見落とされやすいのが鍵の種類。鍵のタイプによって、防犯性が全く異なります。

＜目次＞
❶賃貸物件の鍵　どんな種類がある？　
❷鍵をなくしたらどうする？　一人暮らしで安心の鍵は
❸スマートロックってなに？

❶賃貸物件の鍵　どんな種類がある？

＜ディスクシリンダーキー＞

鍵穴の形がくの字になっていて、鍵の両側にはギザギザがついています。シンプルな構造なので低コストで作ることができますが、ピッキングされやすく防犯性が低いです。現在では製造されていません。昔のまま交換されていない物件もあるので、注意しましょう。

＜ロータリーディスクシリンダーキー＞

ディスクシリンダーキーの防犯性が上がっているものが、ロータリーディスクシリンダーキー。ディスクシリンダーキーのように、鍵の両側にギザギザがついていて、鍵を差し込むとタンブラーが回転し、ピンの凹凸が正しくそろうとタンブラーが回転し解錠される仕組み　※ディスクシリンダーキーと見分けがつかない場合は、管理会社や大家さんに確認しましょう

＜ディンプルキー＞

表面に複数のくぼみがついているキー。ディンプルキーは構造が複雑なのでピッキングに強いです。

＜電子錠＞

鍵穴は電子錠で埋まっていて、差し込む穴がないのでピッキングの危険がありません。
ドアが閉まるとオートロックで施錠されます。中へ入るときは、暗証番号を入力するか、専用カードをかざして入ります。入居時は番号を変えるだけなので、鍵交換費用が安い可能性もあります。ただし、カードを紛失した場合は、再発行に手間と時間がかかります。

❷鍵をなくしたらどうする？　一人暮らしで安心の鍵は

＜一人暮らしで鍵をなくしたら・・・＞

1. 心当たりのある場所（行った場所、歩いた場所など）を探す
2. 警察・交番で遺失届を出す／既に交番へ届けられている場合もあります
3. 大家さん、管理会社に連絡する／マスターキーを持ってきてもらう
4. 大家さんに今後の対処について相談する

※ スマートフォンや手帳に、大家さんや管理会社の電話番号・連絡先を入れておきましょう。

※ 管理会社や大家さんを通さずに鍵屋さんを呼ぶのは止めましょう。許可なく鍵交換してしまうと、契約違反になる可能性があります。

＜はじめての一人暮らしで安心の鍵は？＞

電子錠がおすすめ！ 鍵穴がないのでピッキングされにくく、鍵のコピーを作るのが難しいです。また自動ロックなので施錠忘れもありません。暗証番号や指紋認証であれば、鍵を落とす心配もないし、家の前で無防備に鍵をゴソゴソ探す・・・などもないので安心です。　

❸スマートロックってなに？

離れた場所からスマホを操作して鍵を開け閉めできるのが、スマートロック。暗証番号を遠隔操作で電子錠に設定し、それを共有したい相手にメールすることもできます。スマートロックがあれば、合鍵がなくても鍵を共有できるので便利ですね。誰かに家の様子を見に行ってほしいとき、急な入院で代わりに荷物を取りにいってほしい時などにすごく便利です。このスマートロックは、賃貸でも工事不要で後付けできるタイプもあります。はじめての一人暮らしで鍵を持つのが心配な場合は、設置してもいいか大家さんに相談してみましょう！

※スマートフォンを家に置いてきてしまったときや、なくしてしまった際の対応は考えておきましょう。スマートフォン以外の方法でも家に入れるように保険を作っておきましょう。

＜あとがき＞

はじめての一人暮らし、鍵をなくしたり、どんなトラブルがあるかわかりません。近くに大家さんが住んでいると、いざというとき安心です。「ウチコミ！」は大家さんに直接相談できるお部屋探しのサイト。大家さんが近くに住んでいる物件を探してみるのはどうですか？

＜ウチコミ！＞

https://uchicomi.com/

（絵・文／ながれだあかね）