マンション管理会社と騒音問題など入居者間トラブル(1/2ページ)
ウチコミ!タイムズ編集部
2017/06/22
■マンションの管理にトラブルは付き物
マンションでは、多かれ少なかれ入居者はトラブルを起こします。マンションには生活パターンや価値観が異なるたくさんの人々が集まるわけですから、騒音など入居者トラブルはある程度想定しておくべきでしょう。だからこそ、管理会社にもトラブルシューターとしての価値が出てくるわけです。
ただ、騒音をはじめ入居者間でトラブルが起きた場合は、一種のグレーゾーンとなります。管理会社が管理組合と交わす管理委託契約書には、一般的に入居者間のトラブルの処理は明記されていないからです。もっとも、契約のなかには理事会支援、総会支援といった業務が含まれていますので、入居者間のトラブルに対しても管理会社は知らん顔はできません。
もし、入居者間トラブルの相談をした時に管理会社が「それは業務外です」と即答するようなら、管理会社を変更したほうが賢明でしょう。お客様である管理組合や入居者が困っていたら、まず十分に話を聞くのが当然です。その上で管理会社の立場を説明しつつ、できる限り協力すべきでしょう。
一方で、管理組合側も管理会社にどこまで要求できるかを知っておく必要があります(できれば入居者も知っておくべきでしょう)。管理委託契約によって管理会社がカバーする範囲、期間などは変わってくるからです。
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