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「不動産を今購入するのはどうなのだろうか?」という話 最終回!

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今回で、この題材のまとめの話をします。この時期に、不動産の購入を考える方のリスク対処法!以下に幾つかヒントになりそうなお話しをします。

 

①予算より安めの中古住宅を購入する。

 

~これは今までお話ししてきました住宅ローンの支払負担だけの検証だけではなく、将来に渡るライフプランを考えなくてはいけません。そこで、住宅ローンの負担を軽くして保険(生命保険・学資保険など)や将来への備え的な貯蓄が出来るゆとり…。

 

こういった事の為にと、本質的に安い買い物をする為に考えましょう。中古住宅は、日本の現在の価値基準から言えば、建築されてから20年前後で建物の価値がほぼ0円(特に一戸建て)になります。すると、まだまだ十分に使える建物であっても、売買される金額は購入者にとって有利になります。

 

簡単に言えば、土地代だけで建物が付いて来るような感じでしょうか。買ってお得な物件も多いのは事実です。例えば、4000万円が新築住宅の相場の地域で、2000万円前後の中古住宅を探すことは、決して難しい話ではありません。

 

そんな住宅を購入して、2~300万円程のリフォームをしてしまえば新築住宅を購入する場合に比べて、負担は半分程で済みます。4000万円の新築住宅を30年ローン、金利2%で購入すると…。月々の支払=147,847円!! 総支払額=5322万円!!2300万円の中古住宅を30年ローン、金利2%で購入すると…。(リフォーム300万円を含んでいます。)

 

月々の支払=85,012円!!  総支払額=3060万円!!!

 

と言う様な家計負担の差になります。考える価値がありそうですね。

 

②予算通りに購入するが、自己資金を多めに出す。

 

~自己資金を多めと言っても、100万円の自己資金を200万円にするぐらいの話ではありません。新車を買う時でしたら、凄く違いますが不動産を購入する場合では、殆どかわりません。1000万円を超えるぐらいの話になります。

 

現実的には、そんなに多くの預貯金を持っている方は多くありません。実現不可能に見えますが、ご両親から援助してもらったり、借用したりという方は少なくありません。いずれにしても、①の内容を参考に考えて頂ければ、如何に住宅ローンを少なくするかで将来が変わってきます。そこを考えて計画してください。

 

そして、もう一つ注意があります。中古住宅でもマンションを購入する場合、住宅ローンを少なく抑えても月々の管理費や修繕積立金が高額過ぎますと、住宅ローンが多いのとたいして変わらない結果になる事があります。その部分の支払も、住宅ローンの支払いに上乗せして考えてください。以上の様な考え方を基本に、皆さんでも工夫してみてください。

 

住宅購入に不景気な時は追い風です。参考にしてください。尚、過去のブログにも中古住宅の選び方、注意など載せていますのでそちらも参考にしてみて下さい。

 

今では自分で物件を売りに出せるウチコミ!売買REVOというサイトなどもあります。
有効に使って不動産物件の売却、購入をしてみてはいかがでしょうか?

baibai

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この記事を書いた人

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