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賃貸の火災保険で金額が高いプランに強制加入される理由(1/2ページ)

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前回、賃貸不動産の契約時の「敷金・礼金」のお話しをしました。驚いた方も多いかと思いますが、まだまだあります。

今日、説明するのは「契約金、その他の費用」の話をいて行きます。こちらも中身はいろいろあります。ご注意ください。

【火災保険費用について】

火災保険は現在ではほぼ必要な物と思います。「借家人賠償責任保険」が付いていないと、借主さんの過失などで「失火・漏水」などがあった時、大家さんを保証する事が非常に困難になります。これを保証してくれる保険は、今の所この保険しかありません。

但し、火災保険についても不動産業者で「強制」的な取扱が目立ちます。火災保険についての「会社を選択する自由・プランを選択する自由」これはあるはずです。特に悪質な不動産仲介会社は、2年間の火災保険で2万円以上もす保険を「強制加入」という形で進めてきます。

これ、保険会社のバックマージンが問題になります。アクドイ会社ですと、保険金額の「50パーセント近い」バックマージンを取っている会社もあります。

保険会社も沢山ありますので、中には2年間の保険料が1万円位のものも沢山あります。これも、大家さん等に相談したり、不動産会社に交渉していきましょう。ウッカリしていると、高い保険に入らされて、バックマージンだけ貢献してしまいます。

【保証料(家賃保証会社)】

これは、最近では一般的になって来ています。借主さん側から見ても、連帯保証人が免除されたり、保証人の規定が軽くされたりとメリットは多くあります。

ただ、ほぼ貸主の家賃保証や滞納金保障、原状回復の保証などと貸主の為の保険の様な側面があります。費用の負担だけ借主さんになっていますが、今後「費用負担」の面で「誰が負担すべきか」の部分には注意が必要になると言えるでしょう。

保証自体もいろいろな便宜がある反面、費用の負担が「家賃1カ月の半分以上」となります。もちろん、この紹介に対しても不動産会社へのバックマージンが発生します。内容を十分確認して、交渉なども行ってみる必要があるでしょう。

借主さん側では、保証会社を介在すると「滞納」などの状況が今まで以上に厳しくなります。支払いが1日でも遅れれば、延滞金・振込手数料の負担など発生します。簡単に考えないで、ジックリと中身を確認してください。

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この記事を書いた人

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