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家賃滞納後の退去時に注意すべきこと(1/3ページ)

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前回は、家賃滞納の「法的解決」についての説明をしました。今回のお話しは、「前回の補足」と「他の危険」の話をします。

前回「支払い滞納に絡むトラブル(大家さんが注意しなければいけない事)」の補足

家賃滞納が始まったばかりは、ウッカリや悪意のないミスというケースもあります。かといってほっておくのも感心しません。「家賃の振込が確認できていません。確認の上、お支払いをお願いします。」などの連絡はスグにしましょう。

こちらが、きちんとしている事をアピールできますし、なにしろ相手に認知させて滞納などを回避できる空気を作れます。人間ですから「大家さんが何も言ってこないから、ちょっとぐらいいいか…。」なんて事になりがちです。

支払いが遅れている殆どの理由は、ウッカリぐらいです。日ごろからの大家さんの対応もしっかりしておきましょう。また、今の時代「おい!家賃の支払いがおくれてるぞっ!今日中に持ってこい!」なんて大家さんはいないとおもいますが、こんな対応はかえってマイナスになります。

不必要な摩擦を生むだけです。ここまで極端でなくても、借主さんに「大家さんとは話なんて出来そうもない」と思われて借主から早めの連絡も期待できなくなれば、問題が大きくなってからしか情報が取れない状況を自分で作り出す事になります。小さなことですが、こんな事も少し注意をしてください。

万一、家賃滞納が発生して、借主に連絡しても一向に連絡が取れないような場合、大家さんが行う事は何度か連絡を試みたり、手紙や勤務先に連絡をしてみる事です。それでも連絡が取れない場合、連帯保証人さんに連絡して相談してみましょう。連帯保証人は、大体借主さんに近い親族の方ですので、親身に相談に乗ってくれるでしょう。

老婆心ではありますが、法律的には連帯保証人は、借主さんと同格で家賃の支払い義務はあります。ですが、いきなり「借主が家賃を滞納しているから、すぐに家賃を支払ってくれ」なんて連絡は如何でしょうか。

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この記事を書いた人

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