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アパート「1階部屋」のメリットとデメリットは?

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賃貸アパートを選ぶポイントの1つに「部屋は何階にあるか?」という要素があります。1階の部屋よりも2階、3階……とより高層の階が選ばれやすいと言われていますが、1階特有の良さはあるのでしょうか?ここでは、アパートの1階部屋のメリットとデメリットをご紹介します。

「移動のしやすさ」はじめ、うれしいメリットが

移動がスムーズ
1階の魅力は、なんといっても移動の容易さです。買い物で荷物が多くなったとき、子どもと出かけるときも重宝します。エレベーターや階段の昇降も基本的にないため、災害時など緊急の場合も迅速な避難が可能です。

洗濯物を安心して干せる
マンションによっては「美観を損ねる」といった理由から、中層階以上のベランダで洗濯物を干すことを禁止しているところもあります。なにより、風の強い日などの洗濯物の落下リスクがなくなることも嬉しい点ですね。

水圧が安定する
上階に行けば行くほど、水をより低い場所からくみ上げるため、水圧は弱くなってしまいます。一方、1階ならば水の移動距離も短いため、水圧の心配はいりません。シャワーも水圧が安定し、バスタイムも快適ですね。

防犯性が高い
「1階は出入りが楽だから泥棒も侵入しやすいのでは?」という不安の声も多いです。しかし、実際はそうではありません。1階は人の出入りが多いため、人目につくのを避けたい泥棒にとっては、犯行をしにくい場所だからです。最上階であっても、隣接した建物伝いに侵入したりと犯行手口はさまざま。階数と防犯性は必ずしも比例しないのです。

臭いが残りにくい
料理やタバコの煙は、上に昇っていくため、1階ではほかの部屋からの臭いを気にすることは少なくなります。家族や友人と、焼肉や鍋パーティをする場合も、あまり心配いりません。

デメリットは地続きなこと

風通しはイマイチ?
一般的に地面から離れていて、ある程度高度があるほうが通気性がよく、湿度も逃げやすくなります。地上と地続きの1階は、外の湿気からダイレクトに影響を受けることも多いでしょう。しかし、その影響を逆利用して、打ち水などをすれば効果は表れやすいです。

日当たり
風通しと共に挙げられるのが日当たりです。周りもビルで囲まれていたりすれば、日当たりはあまり良くないといえます。

虫が多い
地上から近いため、虫や小動物の侵入は多くなります。ただし、立地によっては心配不要な場合も。エレベーターを利用して上階にも蚊が入ってきたりといったケースもあるため、このリスクは相対的に低下しているといえるでしょう。

上からの落下物
メリットの部分で洗濯物の落下リスクについて触れましたが、1階は逆に上階からの落下物の可能性があります。風が強い日は注意しましょう。
アパートの1階には、移動や水圧といった面でのメリットがありますが、湿度や日当たりといった面でのデメリットもあります。1階の部屋は上階より家賃が安いケースも多いため、メリットとデメリットを考慮したうえで、選択肢に加えてみてくださいね。

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